二十四節気の「芒種」です

ごきげんよう!スマイリー平野です。

いつも笑顔会ブログをご覧いただきありがとうございます。

 今年は6月5日が二十四節気の9番目「芒種」(ぼうしゅ)です。「芒ある穀るい稼種する時なればなり」という事です。難しすぎて意味がわかりませんね。調べてみるとこのような意味があるそうです。「芒」は、あまり馴染みの無い漢字ですが、米や麦などイネ科の植物が実った時に先端にある針のように細く伸びている部分のことです。「稼種」とは、穀類を育てる為に、種子や苗を植えるという意味です。要するに田植えの時期という事ですね。

 奈良県や三重県の多くの田んぼでは、すでに田植が終わっていて実際に季節にそぐわないように感じますが、以前は梅雨入り間近のこの時期に家族総出の手作業で相当な労力をかけて行われていました。

 七十二候は、初候が「螳螂生」(かまきり、しょうず)です。最近、余り見かけなくなりましたが、秋に植物の茎に産み付けた卵から小さなカマキリの赤ちゃんが飛び出してくる時季ということです。カマキリは害虫を捕まえてくれる頼もしい農家の味方です。

 次候は「腐草為蛍」(くされたるくさ、ほたるとなる)です。昔の人は、腐った草がホタルになると信じていたそうです。大阪ではホタルを観ることが無くなりました。ホタルがふわっと光を灯して飛び交う幻想的な風景は夏の夜を涼しくさせてくれますね。

 末候は、「梅子黄」(うめのみ、きばむ)です。梅の実が熟して淡い黄色に色ずく頃の意味です。梅の雨と書いて「つゆ」ですね。梅の実が熟すころに降る雨を「ばいう」と言って中国から伝わった言葉だそうです。

 そして、この時期を前後して鮎釣りが解禁になります。各地の清流では、川に浸かって長い竿を持った釣り人の姿も風物詩です。清流の近くの道の駅や食堂でも「鮎の塩焼き」がメニューにならびます。清流で育った天然ものは、はらわたもほろ苦くて美味です。定番の「タデ酢」と美味しい冷酒でいただくと至福の時が訪れます。

先日、三重県伊賀市の「四季燦々伊賀」の畑へ行って来ました。昨年秋から始めた畑ですが想像していた以上の重労働で馴れない作業を暑さの中でもスタッフが頑張っています。

野菜が育つ過程をブログにアップさせていただいています。また、京都の老人ホームでは、アルバムにして食堂に置かせてもらっています。すこしですが収穫した野菜もお届けして試食してもらっています。お年寄りからの感想も聴かせてもらって頑張る遣り甲斐にもなっています。今後は、しっかり勉強して家庭菜園などで野菜作りを始める方々へレクチャー出来る事も目的に頑張ってまいります。四季燦々伊賀のコーナーもご覧いただきますよう宜しくお願いいたします。

蒸し暑い日が続きますがお体ご自愛下さい。 

それでは、ごきげんようさようなら。