食物アレルギーの防災対策&ローリングストック

食物アレルギーの人はどんな防災対策が必要?

大規模な災害が起こり、被災してしまった場合、食物アレルギーの人は、食べられる食品がなくなる可能性が出てきます。

家から出られない、あるいは避難所で生活することになった時のために、アレルギー対応の食品を備蓄しておいたほうがいいでしょう。

また、避難所生活に備えて、何の食物アレルギーであることかを周りの人に知ってもらうための、「アレルギー表示カード」を用意しておきましょう。

食料は2週間分備蓄しよう

一般的には、ライフラインが復旧するまでの3日~1週間の非常食備蓄がすすめられています。しかし、物流がストップしてしまい食物アレルギー対応食が手に入らない、あるいは避難所の炊き出しなどの食事で食べられるものがない、といった事態も考えられます。

このため、アレルギー対応の食品については、最低2週間分は備えておいたほうがよいとされています。

ローリングストックのすすめ ~期限がくる前に食べよう~

ローリングストックは、防災だけのために食品を備蓄するのではなく、普段食べているレトルト食品や缶詰などを多めにストックしておき、期限が来る前に消費して、その都度買い足していくというものです。

ローリングストックを繰り返すことで、いざというときに期限が切れているという心配もありません。また、非常食を食べなれていると、被災した時も抵抗なく食べることができます。

農林水産省のストックガイドも参考になります

農林水産省では、「要配慮者のための災害時に備えた食品ストックガイド(平成31年3月)」を公表しています。

食品の備蓄についてや、鶏卵、牛乳、小麦不使用の市販食品の例も紹介されています。

(リンク)https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/foodstock/guidebook.html