えんどう豆(グリンピース)のお手伝い&クイズ
えんどう豆の若い実を食べるグリンピースは、冷凍や缶詰などで1年中食べることができますが、採れたてをいただける旬は 晩春から初夏の時期です。
色鮮やかでかわいらしいグリンピースは、しゅうまいやチャーハン、かに玉など、いろんな料理の彩りとして使われていますが、苦手な人も多いようです。わざわざ取り除いて食べる人もいますね。
苦手な理由は、「パサパサした食感」や「青臭い香り」がほとんどです。
でも、これらの苦手な原因は、さやつきの実えんどうを調理したものを食べると解消されるはず!
この旬の間は、スーパーマーケットなどの野菜売り場で、採れたてのさやつきで売られています。
採れたてのグリンピースは、ホクホク食感で甘く 青臭さも感じられません。
※関西地方では、グリンピースより、グリンピースを品種改良した 皮が薄く甘味も濃いうすいえんどうの方が一般的に食べられています。
さやむきのお手伝い
お子さんが苦手なのであれば、ぜひさやつきのグリンピースを購入して、さやむきを手伝ってもらってください。
さやを割るコツさえ教えてあげると、ぽろぽろと豆が外れるので 楽しくお手伝いしてもらえると思います。
(写真はうすいえんどうのさやむきです)
クイズ えんどう豆の兄弟はどれ?
お手伝いをしてもらいながら、えんどう豆に興味をもってもらえるクイズを出してみましょう。
えんどう豆は、成長段階によって名前も食べ方も変わります。
若くて柔らかいさやごと食べるさやえんどう(きぬさやとも呼ばれる)
↓
ふっくらしたさやとまだ若い実を一緒に食べられるスナップえんどう(スナックえんどうとも呼ばれる)
↓
未成熟な実を食べるグリンピースやうすいえんどう(実えんどう)
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完熟した実を乾燥させて利用するえんどう豆(緑色の「青えんどう(うぐいす豆)」と赤色の「赤えんどう」がある)
《問題》
上で紹介したえんどう豆の仲間以外にも、よく食べられているえんどう豆の仲間がいます。
それは、下の3つの中でどれでしょう?
①さやいんげん ②枝豆(えだまめ) ③豆苗(とうみょう)
答えは
↓
↓
↓
答え ③ 豆苗(とうみょう)
豆苗は、えんどう豆の発芽して間もない若芽を食べる野菜です。豆は食べられませんが、えんどう豆の仲間です。
さやいんげんや枝豆は、どちらも豆ですが種類が違います。
さやの出汁も利用して豆ごはんを作ろう
お手伝いしてもらった豆を、豆ごはんにする時は、ぜひさやでとった出汁を利用してください。
さやはさっと洗って、水と一緒に鍋に入れて煮ます。5~6分煮ていい香りがしてきたらさやを取り出し、豆を加えてをやわらかくなるまで煮ます。
この煮汁でご飯を炊いて、炊きあがってから豆を加えてしばらく保温することで、豆はツヤツヤのままで 風味も抜群の豆ごはんになります。
お子さんも、自分でさやから取り出した豆で作った豆ごはんなら食べてくれると思います。食べたらとても甘くてホクホクなので、きっと大好きになってくれますよ!