山の緑が綺麗になっています。

ごきげんよう!スマイリー平野です。

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今年のサクラ🌸もそろそろ終わりの時季ですね。4月4日は二十四節気の「清明」(せいめい)でした。清明とは、万物が清らかでイキイキとした様子を意味する「清浄名潔」(せいじょうめいけつ)を訳した晩春を表す季語にもなっています。

 青く澄んだ空の下で、色とりどりの花が咲き、青葉が萌ゆる美しい時季です。七十二候では「玄鳥至」(つばめきたる)となり、冬の間暖かい南の国で過ごしたツバメが海を渡って帰って来ます。そして、次候が「鴻雁北」(こうがん、かえる)で、雁がシベリア地方へ旅立ちます。末候の今は「虹始見」(にじはじめてあらわる)です。春が深まると空気が潤い虹を見られるようになります。都会にいると見ることが難しいようですが月明かりに浮かぶ虹を「月虹」(つきにじ)と呼ぶそうです。一度、見てみたいものですね。

そして、農作業もいよいよ本番となり伊賀の四季燦々の野菜も一段と成長の速度が上がっています。里山では、秋のキノコに対して春に芽吹くワラビやコゴミと「山菜の王様」と呼ばれるタラの芽などの山菜採りが楽しめます。山菜、タケノコ、菜の花には血行をよくして冬の間に体にたまった老廃物を排出するデトックス効果があると言われています。 

先日、伊賀の山野に自生するワラビを美味しくいただきました。春を感じながら旬の味覚を楽しんでコロナに負けないよう元気を蓄えたいものですね。

  4月14日の産経新聞に掲載されていた「となりのSDGs」と云う記事がおもしろく、一部引用してご紹介させていただきます。

 「国内最多7頭のパンダを飼育している和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」に、大阪府岸和田市が生えすぎた竹をパンダの餌として提供する取り組みを10年にわたり続けている。さらに昨年、パンダが食べない竹の幹の部分を無駄にせず利用するための協定を両者が締結。資源循環の協力は新たな段階に入っている。

 2歳の雌の「彩浜」(さいひん)は人間でいえば6~7歳の子供ですが、永久歯が生えそろい、大きな奥歯で竹の葉をかみ砕いています。パンダの主食となる竹は栄養価が低いため、1日中、食べ続ける必要があり、1日に摂取する量は20キロ程度にも及びます。

 飼育するパンダ7頭のうち、まだ母乳を飲む「楓浜」(ふうひん)以外の6頭の1日あたりの竹の摂取量は計約100キロ。食べ残しを含めると約300キロを与えており、そのうち約半分を岸和田市が提供しています。

 岸和田市は東部丘陵地帯で生えすぎた竹を提供しています。かつてミカンなどが栽培されていたが、後継者不足で耕作放棄地となり竹藪が広がりました。協定を結んでアドベンチャーワールド側で伐採して保冷車に積んで運び日々の餌にしています。

  パンダは竹の葉だけを食べて幹の部分が残り大部分を焼却処分していました。食べ残しの幹の量は1か月で数トンに達しています。令和元年度から国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」の取組みとして、焼却してしまった竹の幹を板状の集成材にしたうえで製品に加工する取り組みで園内での販売を想定しています。まずは加工がしやすいフォトアルバムを製作し、市がふるさと納税の返礼品にしたいとしています」というような内容の記事です。

  四季燦々 伊賀のメンバーがタケノコ掘りに行ったことから竹の話題で記事に目が行きました。読み進めるなかでパンダが1日に食べる量や食べ残した幹の量にも驚かされましたが、竹害(ちくがい)という言葉があります。1950年代頃まで竹材やタケノコを採るために栽培されていた孟宗竹の竹林が放置された結果、周囲の植生に孟宗竹が無秩序に侵入し各種の害が発生している問題が起こっています。

  子供の頃(昭和40年代)ですが物干し竿やザルなど日用品として竹製品がたくさんありました。母が市場へ行くときに竹製の買物カゴをもっていました。竹ヒゴで飛行機を作って遊んだことを覚えています。

  高齢化や生活様式の変化で自然環境にも多大な影響が出ていることも学んで食育以外にも次世代へ繋げていかなければなりませんね。