春が来ました🌸
ごきげんよう!スマイリー平野です。
いつも、笑顔会ブログをご覧いただきありがとうございます。
さて、皆さんは春が来たと実感する時はどんな時ですか? インターネットのアンケートで「春の訪れを実感する時」で調べてみると多くの人が、「桜の開花」や「お花見をした時」と回答されています。また、14%程度の人が「花粉症の症状が出た時/花粉症の人を見た時」と答えられていて、なるほど!と頷かされました。因みに、僕は10年ぐらい前まで花粉症でしたが、なぜか今は治っています。(加齢でアレルギー反応が衰えたのかもしれません?!)
僕が春を実感する時は、「桜もそうですが、菜の花が咲いているのを見た時」です。先日、五條市に行った際に、キレイな黄色い花を見ました。
菜の花を見たときに思い浮かべる詩と歌をご紹介します。
山村暮鳥(やまむらぼちょう)作(明治・大正期の詩人)
風景 純銀もざいく
いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな
いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな かすかなるむぎぶえ
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな
いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな ひばりのおしやべり
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな
いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな やめるはひるのつき
いちめんのなのはな
文を観るだけで「一面に菜の花」が圧倒されるように黄色の花畑が瞼の裏に拡がります。
そして、頭の中を巡る歌があります。
文部省唱歌
朧月夜(おぼろつきよ) 作曲 岡野貞一 作詞 高野辰之
菜の花畠(ばたけ)に 入り日薄れ 見わたす山の端(は) 霞(かすみ)ふかし
春風そよふく 空を見れば 夕月(ゆうずき)かかりて におい淡(あわ)し
里わの火影(ほかげ)も 森の色も 田中の小路(こみち)を たどる人も
蛙(かわず)のなくねも かねの音も さながら霞(かす)める 朧(おぼろ)月夜
菜の花畑を眺めながら孫と一緒に歌えたら楽しいでしょうね。「春の小川」や「はるがきた」など日本の美しい風景を思い描ける歌がたくさんありますね。
菜の花は、目を楽しませる他にも昔から生活に欠かせない植物です。
まずは、食用として「菜の花のおひたし」「菜の花の辛し和え」などの定番メニューがあります。
そして、花が咲いたあとの菜種をしぼって油にします。その油は食用油にもなりますが、電燈が灯される前は、灯火(燈明)として欠かせないものでした。そして、奈良では、菜種油を燃やした油煙から煤を集めて墨を造っています。そして、油を絞った残りカスは油かすとして畑の飼料として活用されています。
三重県は、菜の花の産地として有名です。いがっこ給食センターのある伊賀産の菜種油は上質で菜種油で揚げたドーナツが給食の人気メニューです。
濃いピンクで、早咲きの寒緋桜が満開近くになっています。ソメイヨシノも蕾が膨らんできました。「花より団子」コロナ禍で団子は自粛ですが、綺麗な花を静かに愛(め)でて楽しみたいものですね。
それでは、ごきげんようさようなら