福の神 仙台四郎さんをご存知ですか?

ごきげんよう!スマイリー平野😊です。

いつも、笑顔会ブログをご覧いただきありがとうございます。

まずは、最新ニュースからお伝えします。大阪府教育庁の入札がありました。大阪府立泉北高等支援学校給食業務を落札し、8月から開始することが決まりました。当社として6校目の支援学校を受託することになりました。堺市南区にある高等部単独の知的障がい部門の支援学校です。

落札にあたり不思議な縁と予感があります。以前にもブログに書かせていただきましたが、毎週一冊以上の本を読むことを数年前から続けており、先週は「福の神になった少年仙台四郎の物語」丘 修三著 佼成出版社 を読みました。

 4年ほど前ですが、出張で仙台に行きました。お昼ご飯に「牛タン塩焼き」でも食べようと仙台駅近くの商店街を歩いていると不思議なお寺(三瀧山不動院)があり、中に入ると「福の神 仙台四郎グッズ」のお守りカード・色紙・額・湯呑・Tシャツ・土鈴置物などが置かれていました。「何とも不思議な笑顔で腕組みをしている男性」の姿を写真・絵・人形にしたものでした。商売繁盛のお守りということで置物を1つ買って帰っていましたが、特に飾ることも無くそのままにしていました。最近、事故で両腕をなくされた障がいをもった方が上梓された本「よし、かかってこい!」大野勝彦著 サンマーク出版をAmazonで買ったら、紹介メールが届いたので、その事を思い出し取り寄せて読んで見ました。

 仙台四郎さんは、幕末から明治35年ごろまで仙台に実在した知的障がい者です。言葉がほとんど話せず「シロバカ」と呼ばれて心ない大人や子どもにからかわれていましたが、「四郎が立ち寄る店は何故か繁盛する」「四郎が抱いた子どもは丈夫に育つ」など、当時から絵入りの巾着が売られたり、祭りや催し事に駆り出されたりしていました。今でも福の神・商売繁盛の神様として仙台の人たちに愛されています。世の為、人の為にまごころこもった商いを営むお店を素直な心の眼で見抜く力を持っていたのが、この伝説を生む要因になったのだと思います。

 支援学校の給食業務を行っているのは、ただ単に調理をするだけでなく、美味しいごはんをつくる調理員さんの姿をみて、将来の職業選択に給食会社を選んでもらえれば、従業員の遣り甲斐にも繋がるものと考えています。西浦支援学校でも行事食やイベントを通じて生徒との関わりが増えて、調理員もより以上に楽しみにしてもらえる工夫を常に考え実践しています。また、昨年は本部事務所でも受託先支援学校の生徒にパソコンを使った職業体験を  1週間していただきました。今年も職場体験や来春の採用の準備をしているところです。  この度は、本を読み終えたときに、落札の知らせがあり、仙台四郎さんのような児童・生徒との出会いがあり仲間として働く日が来ることを予感しました。

それでは、先週、出題した魚へんの漢字の正解と説明に移ります。

① 鰶 ② 鯣 ③ 鱸 ④ 鮟 ⑤鯑

 ① さんま  ふつう漢字では「秋刀魚」と書きます。これは「秋によく獲れる刀に

        似た魚」ということに由来します。江戸時代には河岸にさんまが入荷

        するとお祭り騒ぎになったことから「鰶」とも書きました。本来、コノ

        シロを指す漢字。サンマの語源は「体が狭い魚」を意味する、

        「狭真魚」(さまな)が転訛したものです。

 ② するめ  「鯣」、本来はウナギを指す漢字。日本ではこの漢字をスルメに当ててい

        ます。スルメの語源は「墨を吐くものの群れ」からきており、「墨群」

        スミムレ→スルメとなりました。ちなみに、スルメのことをアタリメとい

        のは、「擦る」(する)という言葉がげんが悪く、貧乏になりそうなので

        アタリという言葉が使われたことからきます。

 ③ すずき  ロという読みを表す「盧」と「魚」へんとの組合せで出来ています。ま

                            た、「盧」は「ならぶ」という意味を表し、「エラのならびかたに特徴の

        ある魚」という意味です。そして、スズキという名前の由来は、刺身にし

        たときの身の美しさからきています。「すすぎ洗いしたような」きれいな

        身をしているからです。

 ④ あんこう 「鮟」の字のつくり、「安」は伏すという意味があります。好んで伏し、

         腹が平らに地につく魚ということからアンコウの字が使われています。

         また、体の形が楽器の琵琶に似ていることから、琵琶魚とも呼ばれて

         いました。アンコウの語源は「アンゴウ」というヒキガエルを表す方言

         に由来し、姿が似ていることからこう呼ばれるようになったと云う説が

         あります。

 ⑤ かずのこ  つくり「希」には、乾かすという意味があり、ニシンの卵を乾燥

         させて作るカズノコの字に当てられました。東北地方ではニシンの

         ことを「カド」と呼び、カズノコは、「カドの子」が訛ったことから

         来ています。いわゆる「数の子」は当て字です。

来週は、「面白いほど幸せになる漢字の本」ひすいたろう+はるねむ著 中経の文庫から 漢字にまつわるお話しをしたいと思います。漢字には「なるほど」と思うことがたくさんあり、勉強になります。

真夏のような日が続いています。お体ご自愛下さい。

それでは、ごきげんよう! また、来週。