明日は、大雪です。

ごきげんよう!スマイリー平野😊です。

いつも笑顔会ブログをご覧いただきありがとうございます。

「明日は、大雪です。」 気象予報士の正木さんも片平さんも言っていませんね。

「おおゆき」と読まずに、「だいせつ」と読みます。明日、12月7日は、二十四節気の大雪です。山に積もっていた雪が里でも降り積もり、季節は本格的な冬に向かいます。雪は、昔から花にたとえられ、結晶の美しさから「雪の花」や「六華」(りっか)、香りが無い花ということで「不香の花」(ふきょうのはな)とも表現されたり、晴天の青空の中をハラハラと舞うように降る雪を「風花」(かざばな)と呼んだりします。

江戸時代には、しんしんと雪が積もる静寂の景色や月の光を受けた雪明りを眺めて楽しむ「雪見」が行われていました。五木ひろしの歌にもあるのが「雪見酒」です。冬の温泉で露天風呂にこっそり持ち込んだ缶ビールの味は格別です。ただし、飲みすぎに注意です。

 先月、北海道へ行ったときに、道路の両側に空中から矢印が下向きにズ~っと連なって吊るされていました。バスガイドさんの話では、通称「矢羽根」(やばね)、正式名称は、「固定式視線誘導柱」と言うものです。雪道で外側線(白いライン)が見えなくても、矢羽根のおかげで路肩を意識して走ることができ、吹雪などの視界不良時にも頼りになる大切な道標だそうです。積雪が多い区間、吹雪の危険度が高い区間、カーブが多い区間に10万本も設置されているそうです。真っ暗な空間に赤や緑の矢印が、道路の両側に連なって点滅しています。バスの車窓から都会に無い幻想的なイルミネーションを眺めました。

 学校給食センターでは、配送業務を行っています。冬用タイヤに交換していますが、積雪がある時にはチェーンを巻いて坂道を上って給食を届けています。雪は綺麗なだけではなく大変な苦労も舞い降りて来ますね。

 つぎに、冬にじんわりと甘味が増す「だいこん」のお話をさせていただきます。

だいこん (品種の多さが魅力!部位による食べわけを)

アブラナ科ダイコン属 

練馬、亀戸、三浦、守口、桜島など各地に根づいた地方品種が多く存在し、日本における品種数は世界で最も多いといわれています。「古事記」では、仁徳天皇が御后の白い腕(今では足に喩えることがありますが)に喩えた歌が登場するほど、古くから親しまれている野菜のひとつです。日本だいこんは、青首系と白首系の2つの品種があり流通の主流となるのが、根の上部が淡緑色の青首だいこんです。一方の白首だいこんは地方品種に多くみられ、青首だいこんと比べて、辛味が強かったり身に硬いものが多く漬物や刺身のつまにつかわれています。

【鮮度の見分け方】

・葉のみずみずしいもの、葉が切り落としてある場合は切り口がみずみずしいもの。

・皮にツヤとハリがあり、ずっしりしているもの。

・ひげ根の穴があまり深くなく目立たないもの。

・カットされているものは、断面を確認し、スが入っていないもの。

【ONE POINTアドバイス】

・ひげ根の穴が縦に一直線に並んでいるものは、辛みが少ないといわれています。

・部位によって甘みや辛みが違うため、部位よって使いわけるとよい。「煮中、漬け尻、 生かしら」といい、辛い下の部分は漬物に、甘い上部(頭、かしら)は生でサラダなど、 真ん中の部分はおでんなどの煮物に使うと美味しくいただけます。

・葉を成長させるため根から葉に養分が流れるので、葉つきのものは購入後すぐに葉を切り落として保存するのが望ましいです。

・常温で保存する場合は、風や日光に当たらないように注意が必要です。

薬膳では】気の巡りをよくして、胃腸の調子を高める作用があります。さらにジアスターゼという消化酵素も多く含むため、胃もたれや消化不良、おなかのハリなどの不快感も解消されます。ジアスターゼは熱に弱い性質があるので、おなかをすっきりさせたいときは生のまま食べると効果的です。痰のある咳が出る時には、痰を切る効果のあるだいこんと咳を止めて肺を潤す効果のあるハチミツのミックスしたジュースがおすすめです。

先日、伊賀市の郊外を車で走っていたら、軒先でだいこん干しをしていました。だいこんは天日乾燥することで、甘みとパリパリした歯ごたえが加わり独特の味わいが生まれます。

 「揉んで味出せ干し大根」、よく揉むと組織が柔らかくなり、酵素の働きで甘くなって美味しさを増すことから、人も社会で揉まれると人間が出来てくるたとえに用いられました。

 全く同感で食材も人材も揉まれて育つものだ思います。やさしい思いやりをもって揉んで揉まれていきたいものです。

師走になり忙しくなりますが、くれぐれもお体ご自愛下さい。

それでは、ごきげんようさようなら