乳アレルギー対応 「豆乳」でいろいろ作ってみました

食物アレルギー対応の食事を作るには、まずは食材選びから。

安心・安全なメニューを作るために役立つアレルギー対応食品を紹介していきます。

 

お役立ち 食物アレルギー対応食品③「おいしい無調整豆乳」でいろいろ作ってみました

 

商品名「おいしい無調整豆乳」(200ml・500ml・1L)
原材料名:大豆(カナダ又はアメリカ)(遺伝子組換えでない)
販売者:キッコーマン株式会社 アレルギー情報:該当するアレルギー特定原材料等  大豆

※大豆アレルギーではない人でも、カバノキ科の花粉に反応する花粉症患者が豆乳を飲むと、皮膚や粘膜のかゆみ、じんましん、呼吸困難などのアレルギーを起こす恐れがあるという報告があります。また、リンゴやモモを食べて喉がかゆくなる人も、豆乳でアレルギーを起こす可能性があるとされています。これらの症状に心当たりのある方はご注意ください。

 

料理に使うなら無調整豆乳がおすすめ!

牛乳の代用として使える食品はいろいろありますが、中でも豆乳は最も手に入りやすく、扱いやすい食品ですね。

「おいしい無調整豆乳」も、ほとんどのスーパーマーケットで扱われている商品です。

豆乳は、大豆と水分からできています。豆腐の原料になる液体です。

大豆と水のみでできているのが「無調整豆乳」(大豆固形分が8%以上のもの)で、

飲みやすく味や香りを加えたものが「調整豆乳」(大豆固形分が6%以上のもの)です。

料理に使うなら、味つけのない「無調整豆乳」がおすすめです。

※「調整豆乳」には、乳化剤や乳酸カルシウムが含まれていますが、どちらも乳由来の成分ではありません。ただし、乳化剤は卵黄を使っている場合がありますので、卵アレルギーの人は(卵由来)の表示がないか、確認してください。

 

クリーム系の料理も豆乳におまかせ!

シチューやポタージュ、グラタン、クリームパスタなどの牛乳を使うメニューは、いずれも豆乳を使えば簡単に作れます。

豆乳は、沸騰するとタンパク質が分離するので、沸騰直前で火を止めるよう、気をつけてくださいね。

豆乳ならではのコクがあるので、バターや生クリームを使わなくても美味しくできます。

牛乳に比べるとあっさりした味に仕上がりますが、じゃがいもやさつまいも、かぼちゃなどを加えると甘く深みのある味が出ますよ。

写真のかぼちゃのポタージュは、かぼちゃ、玉ねぎ、コンソメ、水を煮てブレンダーで具つぶし、豆乳を加えて再加熱しただけ。かぼちゃと豆乳の相乗効果で濃厚な味わいに仕上がりました。

 

スイーツも豆乳を使ってヘルシーに

プリンやアイス、パンケーキなど、牛乳を使うスイーツも、豆乳で代用して作ることができます。

プリンは、砂糖やバニラエッセンスで味つけした豆乳にゼラチンを加えて冷やすだけ。ミルクプリン風になります。

アイスは、豆乳にお好みの味つけをしてゼラチンを加えたものを、途中で何度かかき混ぜてなめらかになるよう気をつけながら冷凍するとアイスができます。

豆乳は和風のスイーツにも向いています。相性の良いきなこを加えたプリンを作りました。

豆乳に砂糖ときなこを加えて、飲んでも美味しい味つけにしたら、沸騰しないように温めて火を止め、ゼラチンを加えて冷やします。豆乳350mlにゼラチン5gの割合だとプルンとした固さ。豆乳を400mlに増やすとトロっとした食感になります。

 

水切りするだけ! カッテージチーズも豆乳で

サラダのトッピングにしたり、パンに塗ったりと便利に使えるカッテージチーズも豆乳で作れます。

豆乳500mlを沸騰しないように温め、火を止めたらレモン汁(酢でもよいです)大さじ2を加えて混ぜ、ほろほろとしてきたら少し置きます。あとはザルにキッチンペーパーを2枚重ねて漉すだけ。冷蔵庫に入れて、お好みの固さまで水を切ってください。

サラダなどのお料理に使ったり、フルーツと和えてデザートにしたりと使い方はいろいろ。

とてもさっぱりとして軽い口当たりのチーズなので、塩やメープルシロップなどのお好みの味を加えてくださいね。