旬の野菜「白ねぎ」レシピ

白ねぎの栄養

白ねぎ(長ねぎ・根深ねぎ)は、青い部分に目の粘膜を保護し 免疫力を高めてくれるカロテンが多く含まれています。
白い部分には 辛味や香りのもとになるアリシン(硫化アリル)が豊富です。
アリシンには血流を改善して体を温める効果や 殺菌・抗菌作用があるため 風邪や感染症から体を守ってくれます。
またアリシンには、胃腸の働きを良くして食欲を増進し、消化吸収を高める効果もあります。
このほか 抗酸化作用をもつビタミンCや 体内の塩分量を調整してくれるカリウムなども含まれています。

白ねぎの選び方

白い部分が適度に弾力があり 筋目が細かいもの。白と緑の分岐点が固く締まっているものを選びます。
また 葉先まで鮮やかな緑色であれば鮮度が良い証拠です。
緑の部分の内側にワタが詰まっているものは 甘味があり栄養も豊富なので 加熱調理する場合はおすすめです。

白ねぎの保存方法

泥付きのものは 新聞紙やキッチンペーパーで包み 冷暗所で保存します。
洗ってあるものは ポリ袋に入れ冷蔵室で保存。立てた状態で保存したほうが長持ちします。

白ねぎのクラムチャウダー

栄養士からひとこと

煮込んだ白ねぎの とろとろとした食感を楽しめます。白ねぎは風邪の予防効果も期待できるので、寒い冬に嬉しい一品です。

<材料 2人分>

・あさり(むき身)   30g
・ベーコン              20g
・玉ねぎ(小)               1/2個
・キャベツ               1枚
・じゃがいも           中1個
・白ねぎ                  1本
・バター                  小さじ1
・小麦粉                  大さじ2
・水                          300cc
・牛乳                       400cc

<作り方>

① 白ねぎは大きめにざく切りし、ベーコンと野菜は1cm角に切る。
② 厚手の鍋にバターを熱し、ベーコン、野菜を焦がさないように炒める。
③ 小麦粉を加えて少し炒め、水、牛乳を加え、中火でかき混ぜながら加熱する。
④ 沸騰したら、弱火で2~3分煮込む。いったん火を止め、あさりを加えて、再び弱火で時々かき混ぜながら約5分煮込む。

白ねぎの肉巻き

栄養士からひとこと

白ねぎの焼くと甘味が増す特徴を生かしたメニューです。全国的にさまざまな種類がある白ねぎから お気に入りの品種を見つけて肉巻きをお試しください!

<材料 2人分>

・白ねぎ     2本
・人参         1本
・豚バラ薄切り肉  300g
・しょうゆ     大さじ2
・白ゴマ      大さじ1

<作り方>

① 太さのある白ねぎを適当な長さに切り、豚バラ肉を巻き付ける。
② 人参は細長く切り、水を大さじ1入れた耐熱容器に入れ、ラップをして電子レンジで2分加熱する。加熱したものに、豚バラ肉を巻き付ける。
③ フライパンに油を敷き、巻き終わりを下にして焼く。
④ 全体に焼き目が付いたらしょうゆと白ゴマを加え、絡めて完成。

いかとブロッコリーの中華ねぎ塩

栄養士からひとこと

何にかけても美味しいねぎ塩だれで調味した ダイエットにもおすすめのメニューです。
いかやブロッコリーは脂質が少なく、たんぱく質を多く含んでいます。カリウムなどのミネラルも豊富で、ねぎも含め体調を整える効果が期待できます。

<材料 2人分>

・いか(冷凍)       120g
・ブロッコリー     80g
・塩                    少々
・にんにく         少々
・サラダ油         少々

【タレ】
・白ネギ           20g
・にんにく        3g
・顆粒鶏がらだし     3g
・濃口しょうゆ      5g
・黒コショウ       少々
・ごま油         3g

<作り方>

① いかは解凍して、塩、にんにく、油を絡めてオーブンで200℃10分焼く。
② ブロッコリーは食べやすい大きさに切ってオーブンで160℃8分焼く。
③ 白ネギは粗みじん切りにする。鍋に白ネギ、にんにくを入れ炒める。[タレ]の調味料を入れ、焦げそうなら少し水を加えながら煮立てる。
④ 皿にブロッコリーといかを盛り付け、上からタレをかけて完成。