旬の野菜「にんじん」レシピ

にんじんの栄養

にんじんの旬は10~12月ごろですが、4月~7月上旬に収穫される春夏にんじんもあります。
にんじんに含まれる栄養の中で、最も特徴的なのはカロテンです。
カロテンは体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜の健康を保ったり、免疫力を高める働きをしてくれます。
このほか、体内の余分な塩分を体から排出してくれるカリウムや、胃腸の調子を整えてくれる食物繊維も多く含まれています。
これらの栄養素は、皮の近くに含まれているので、できれば皮もむかずに食べましょう。

にんじんの選び方

まず、葉がついていた軸が小さいものを選びます。軸が大きいものは 中の芯も大きく固い部分が多くなります。
形はやや太め、表面はなめらかで ひげ根が少なく 白い線が細かいものを選びましょう。
葉つきのものであれば、葉の緑色が鮮やかなものが新鮮です。

にんじんの保存方法

にんじんは湿気が苦手です。水気をふいて 新聞紙やキッチンペーパーなどに包んで袋に入れ(袋は閉じる)て 立てて保存します。
涼しい時期は常温で、暑い時期は冷蔵庫の野菜室で保存してください。
できるだけ長く保存したい場合は、軸の部分を切り落としておくと成長を止める効果があります。
また、にんじんの葉は日持ちがしないので、早く食べきりましょう。

リボンキャロットのサラダ

栄養士からひとこと

包丁を使わずにピーラーで作れるサラダです。
人参がリボン状になり、見た目がおしゃれに仕上がります。

<材料 2人分>

にんじん     1本
マヨネーズ  大さじ1
酢      大さじ1/2
みそ     小さじ2
砂糖     小さじ1

<作り方>

① にんじんは皮をむき、ピーラーで縦に細長い薄切りにする。
② 鍋に湯を沸かし、さっとにんじんを湯がく。ザルにあげてしっかりと水気を切る。
③ ボウルに調味料を入れて混ぜ合わせ、にんじんを加えて和える。

にんじんたっぷりマーボー春雨

栄養士からひとこと

にんじんを丸ごと1本使った麻婆春雨です。
ピリ辛な味付けで ご飯がすすみますよ。

<材料 2人分>

にんじん      1本
乾燥春雨    30g
豚ひき肉    150g
小ねぎ     5本
生姜      1かけ
にんにく    1かけ

ー肉下味用ー
酒       小さじ1
しょうゆ  小さじ1
ーーーーーー

豆板醤     小さじ1/2 
中華スープの素 小さじ1/2
みそ      大さじ1
酒       大さじ1
しょうゆ  大さじ1/2
片栗粉     大さじ1/2
砂糖      小さじ1/2
酢       小さじ1
ごま油     小さじ1/2
サラダ油    大さじ1

<作り方>

① 春雨は袋の表記通りの方法で戻して、水気を切り、ざく切りにする。にんじんは皮をむき、長さを3等分にしてせん切りにする。小ねぎは4cmの長さに切る。生姜、にんにくはみじん切りにしておく。
② ひき肉に酒、しょうゆで下味をつける。
③ フライパンにサラダ油を熱して、生姜、にんにく、豆板醤を炒め、香りが立ったらひき肉を加えて炒める。ある程度火が通ったら、にんじんを加えてさらに炒める。
④ 中華スープの素、お湯1カップを加えて煮立てる。春雨、ごま油以外の残りの調味料を加えて煮る。
⑤ 最後に小ねぎ、ごま油を加えて混ぜる。

明太子入りにんじんシリシリ

栄養士からひとこと

沖縄料理のにんじんシリシリに明太子を加えてみました。
にんじんが苦手なお子様も明太子のプチプチとした食感と旨味が加わるので、にんじんだけで作るより食べやすくなりますよ。

<材料 2人分>

にんじん      1本
明太子     50g
顆粒和風だし  小さじ1/2
ごま油     大さじ1

<作り方>

① にんじんは皮をむき、せん切りにする。明太子は薄皮から取り出しておく。
② フライパンにごま油を入れ、中火で熱し、にんじんを炒める。
③ にんじんがしんなりしたら弱火にして、明太子、顆粒和風だしを加えて全体に味がなじむまで炒める。