「節分」です

ごきげんよう!スマイリー平野😊です。

いつも笑顔会ブログをご覧いただきありがとうございます。

先週、お伝えした1月24日からの学校給食週間献立の評判は如何ですか? 

僕は、各学校給食センターの「本日の給食」を楽しく見させていただきました。

 さて、今年は、ノロウィルス感染者が比較的少なくて、このまま春が来ることを願っていましたが、新型コロナウィルスで大変なことになりましたね。世界保健機関(WHO)の中国事務所が未知のウィルスについての第1報を受けたのが、昨年の12月31日でした。

 このウィルスが、新型コロナウィルスであることが判明して、人口が1,100万人の武漢市(大阪府の人口880万人)で集団発生した肺炎の原因になっています。1ヵ月後の今日(1月31日)にWHOから非常事態宣言が出されました。

 日本での感染者数も増えて深刻な状況になってきました。潜伏期間は現在のところ不明ですが、他のコロナウィルスの状況から最大14日程度と考えれば、ますます拡がることが懸念されます。潜伏期間中(発症していない状態)に、他の人に感染させないためにも手洗い、うがい、マスクの着用を励行することです。また、寒い時期ですが部屋の換気も有効で定期的に空気を入れ替え、加湿器などで50~60%の湿度を保つ工夫をお勧めします。

とにかく、今は、一日も早い事態の終息と児童・生徒と給食関係者から感染者が出ることなく、安心、安全で美味しい学校給食が提供できることを願ってやみません。

次の話題です。

 2月3日(月)は、節分です。日本人にとってなじみ深い「節分」は、年中行事でも子どもが楽しみにしているイベントのひとつです。そして、今年もコンビニやスーパーでは、恵方巻や豆まきセットの販売ポスターが掲示されています。今や恵方巻は国民の7割程度の人が食べる食習慣になっていますが、節分後の売れ残り大量廃棄が社会問題となっています。予約販売や店頭に並べる量を抑えたりする工夫がされているようですが、店側にも課題が多く予約販売率はあまり上がっていないようです。いくら恵方を向いて食べてもこんなに勿体ない事をしていては、日本に災いが来るかも知れませんね。あまり意味がない悪習になるようなら止める勇気も必要だと思います。

次に、「豆まき」です。平安時代に行われていた「追儺(ついな)」という行事に由来しています。元々は、弓矢で魔物を追い払っていたのが、室町から江戸時代にかけて庶民に広がりました。節分の本来は、季節を分けるという意味で「立春、立夏、立秋、立冬の前日」のことを言います。中でも旧暦で新年の始まりと重なる立春の前日は大切な節目の日になります。その節目の時には、鬼や魔物が現れやすいと考えられていたので、「豆まき」で追い払うための行事になりました。

 豆まきに使う大豆は、五穀のひとつで穀霊が宿ると考えられていて、魔の目(魔目=まめ)に豆をぶつけて魔を滅する(魔減=まめ)にも通じ悪霊を祓うのに最適とされています。

 昔々、京都の鞍馬山に鬼が出た時に、毘沙門天のお告げで大豆を鬼の目に投げつけて退治したとの話もあります。ただし、炒り豆を使うことになっています。これは、生の豆を使って拾い忘れたものから芽が出てしまうと縁起が悪いとされているからです。また、「炒る」が「射る」にも通じて、「豆を炒る」=「魔目を射る」で「魔滅」になるとされています。

北海道や東北地方では、大豆に代わって落花生をまきます。雪の中にまいた豆をひろうには落花生のほうが楽なことと、後で食べることを考えると殻に入った豆のほうが衛生的であると合理的な理由からだそうです。出勤前によったセブンイレブンの「豆まきセットコーナー」にも落花生が置かれていました。合理的なので落花生派が拡がるかも知れませんね。

 節分の話題の最後です。鰯(いわし)を食べる習慣が西日本を中心にあります。これも邪気を祓う目的からです。鰯には独特の臭みがあり、その臭いは焼くと一層強くなります。また、よく脂ののった鰯を焼くと煙がもくもくと立ち込めるので、この煙も鬼が苦手とされています。臭いと煙で鬼を追い払うことから鰯を食べる習慣があります。

 2月3日に、「鬼は外、福は内」の豆まきで、新型コロナウィルスが退治できればいいですね。ウィルスバスターが見つかるまでは、不要不急の外出を控えてマスクや手洗いの予防対策を徹底しましょう。

それでは、ごきげんようさようなら。