旬の野菜「大根」レシピ
大根の栄養
大根はほとんどが水分ですが、栄養もしっかり含まれていて、とくにビタミンCや消化酵素などが豊富です。
消化酵素は 食物の消化を助けるとともに腸の働きを整えてくれる効果があります。
ビタミンCは 免疫力を高め 肌をきれいに保ってくれます。
いずれも熱に弱いので 生で食べる方が失われずに摂ることができる栄養です。
おすすめの食べ方は大根おろしです。
「大根おろしに医者いらず」ということわざがあるほど、体に良いとされています。
大根おろしなど生で食べる場合は、辛さの成分イソチオシアネートも摂ることができます。
イソチオシアネートは抗菌作用があり、風邪やがん、インフルエンザなどから体を守ってくれます。
大根の選び方
持ってみて 固くハリツヤがあり ずっしりと重いものが新鮮です。
ひげ根が少なく ひげ根の穴が浅いものが いい環境で順調に育った証拠です。
切ってあるものは、切り口がみずみずしいもの、スが入っていないものを選びます。
大根の保存方法
葉付きものは、すぐに葉と根を切り分けましょう(葉が養分を吸い、水分も失われていきます)。
大きい場合は切り分け、それぞれをキッチンペーパーでくるみ、袋に入れます。
できる限り立てて野菜室で保存します。
(キッチンペーパーは湿ってきたら取り替えましょう)
生姜たっぷり鶏肉のみぞれ鍋
栄養士からひとこと
体を温める食材の生姜と大根を合わせた、温かい鍋はいかがでしょう。生姜と大根により鶏肉も柔らかくなり、水分が多いので食材を入れて蓋を閉めれば後はほったらかしで大丈夫な簡単レシピです。そのままでも優しい味で美味しいですが、ポン酢やごま油、七味、柚子胡椒などをつけて味変しても美味しいですよ。
<材料 >
・白菜 1/8カット
・鶏もも肉 1枚
・塩 小さじ1/4
・白だし 大さじ1
・酒 大さじ1
・大根 1/2本
・生姜 ひとかけ
・みりん 大さじ1
・薄口しょうゆ 大さじ1/2
・刻みネギ 適量
<つけダレ>
ポン酢・ごま油・七味・柚子胡椒など
<作り方>
- 鶏肉は一口大に切り、塩と酒を絡めて下味をつけておく。
- 白菜はざく切りにし、鍋に入れ、そこへ1の鶏肉をのせ、みりんと醤油を加える。
- 2の上に生姜と大根をすりおろしながら乗せて、蓋をし火にかける。
- 鶏肉に火が通ったら刻みネギを乗せれば完成。お好みでポン酢や柚子胡椒などにつけてどうぞ。
大根フライ
栄養士からひとこと
煮物のイメージの大根ですが、衣をつけて揚げると意外に美味しいおかずになります。水分が多いので、時間がたつとしなっとしてしまいますが、揚げたてはサクサクでジューシーな大根が美味しいですよ。
<材料 >
・大根 1/4
・塩 ひとつまみ
・片栗粉 大さじ1
・小麦粉 大さじ1/2
・塩 小さじ1/4
・カレー粉 小さじ1/4
・チリパウダー 少々
・こしょう 少々
・水 大さじ2
・揚げ油 適量
<付け合わせ>
レタス
<作り方>
- 大根はスティック状に細く切り、塩もみしておく
- 調味料を混ぜ、1の大根を軽くしぼり、混ぜる
- 190度の油で色づくまで揚げる
大根とツナの和風マヨネーズサラダ
栄養士からひとこと
ツナ入りのちょっと和風なマヨネーズサラダはいかがでしょう。ツナの旨味とマヨネーズ、鰹節が良くあいます。大根に塩とめんつゆで下味をつけておくことがポイントです。
<材料>
・大根 1/3
・きゅうり 1本
・塩 ひとつまみ
・ツナ油漬 1缶
・めんつゆ 大さじ1
・マヨネーズ 大さじ2
・鰹節 5g
<作り方>
- 大根ときゅうりは細切りにし、塩もみして水気がでたらしぼる
- めんつゆを加え5分ほど味を馴染ませ、水気を軽く切る
- ツナとマヨネーズで和え、仕上げに鰹節をふりかける