槇尾山 施福寺をお参りしました
ごきげんようスマイリー平野です。
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なんと、6月28日に梅雨明けしました。空つゆで水不足が大いに心配されます。梅雨に咲く紫陽花が日焼けして茶色になって枯れたようになっています。コロナ禍・ウクライナ・円安・物価高に加えて地震が頻発している中で異常気象です。飽食の時代に食べ放題で季節の移ろい・農家や漁師さんへの思いも無く当たり前に貪るような生活に罰が当たったように思います。こんな時は「ありがとう」「いただきます」「ごちそうさま」「もったいない」「おかげさま」で食べ物に感謝しなければなりませんね。
さて、今回は大阪府和泉市の槇尾山にある「施福寺」にお参りしました。施福寺は西国三十三箇所の4番札所になっている天台宗の古刹で、行基上人・弘法大師(空海)もここで修行をした和泉国を代表する名刹として全国に知られています。
山頂へ行く登山道もありますが施福寺の参道を進むことにします。施福寺へは3年ぶりとなります。外環状線から綺麗なバイパス道路が出来て行きやすくなりました。
施福寺の駐車場に車をおいて参道を登って行きます。今では、西国三十三カ所で駐車場から本堂までの距離が一番遠く坂道も急な難所になっています。山門まで300mほどの急な坂道を登って行きます。
山門付近に自生の紫陽花が咲いていました。本堂までは500mほどを整備された石段を登って行きます。参道の横を小川が流れと鳥の囀りを聴きながら気持ちよく歩いて行けます。紅葉の時季も美しく四季を通じて楽しめる参道です。途中にベンチがあるので水分補給と休憩をする場所があります。
施福寺は弘法大師(空海)が剃髪・得度授戒をされたとの伝承があり、御剃髪所や御髪堂が本堂へ向かう途中にあります。本堂へは駐車場から40分ほどで到着しました。本堂まえには展望台もあり金剛山や岩湧山を眺めることが出来ます。10数年前には茶店があり軽食や飲み物をいただくことが出来ました。
本堂内陣を拝観しました。(以前は御開帳をGWにされていましたが、今は常時拝観が出来るようになりました)施福寺の御本尊は弥勒如来(みろくにょらい)です。西国三十三所札所は観音霊場を巡礼です。千手観音菩薩が御本尊になります。また、馬の頭を頭上にいただく忿怒の相の馬頭観音菩薩の厨子が御開帳されています。織田信長の焼討ちを受け豊臣秀頼が伽藍を復興しました。元々は、真言宗でしたが江戸時代に天台宗に改宗されました。そのことから内陣には弘法大師空海と伝教大師最澄の座像があります。高野山と比叡山をお参りした気にさせられました。
お参りを済ませて参道を下って行きます。駐車場の近くに「満願滝弁財天」があり鳥居をくぐると空海が滝行をした滝があります。雨が降っていないので水量が少なくなっていました。
「ありがとう」の反対語は「あたりまえ」です。あたりまえに有ったものがどんどんと無くなって行きそうな気がします。感謝を忘れず食べ物を粗末にしないように反省させらる今日この頃です。
それでは、ごきげんようさようなら。