飛鳥を歩きました

ごきげんようスマイリー平野です。

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新型コロナウイルス感染症第6波のピークが見えない中で立春を迎えました。季節はこのような中でも規則正しく廻ってきます。1年で一番寒い時期で何処に行こうかと考えていたら「キトラ古墳壁画」を公開していることを知り 明日香村を歩いてきました。

近鉄吉野線「飛鳥駅」からスタートして戻ってくるコースにしました。駅前では、地元名産のイチゴ「あすかルビー」を特設販売していました。美味しそうなので、昼ご飯のデザートに1パック買いました。イチゴ柄のエコバックをオマケで貰いました。

飛鳥駅前には案内所があり観光案内地図をもらって、キトラ古墳まで1.7キロぐらいを歩き始めました。

キトラ古墳です。周辺は広々とした「国営飛鳥歴史公園」の1地区で飛鳥時代にまつわる様々な体験プログラムなども行われているようです。メイン施設のキトラ古墳壁画体験館 四神の館内に展示されている石室の模型です。正面が北壁四神「玄武」です。

北壁の実物が展示される部屋へは、コロナ対策の為、少人数(12人)での10分交代制で入場することが出来ました。ゆっくりじっくりと鑑賞させていただきました。特別室内には副葬品も展示されていましたが、残念ながらどれも撮影禁止なので画像がありません。

四神の館の上がキトラ古墳で 隣に展望台あります。そこからの景色です。畝傍山から生駒山まで見渡すことが出来ました。

次に、50年前に色彩豊かな「飛鳥美人」などの壁画が発見された「高松塚古墳」へ向かいました。棚田やイチゴ狩りのビニールハウスを見ながら距離は1.7キロぐらいです。

高松塚壁画館の展示を鑑賞しました。発見された当時は中学生でしたが、「飛鳥美人」ブームがあり 見学に来た思い出があります。古墳の周りが綺麗に整備されていました。

ミカン畑の間を抜けて飛鳥のランドマーク的な存在の石舞台へ向かいます。地図を見ると距離は約3.4キロぐらいです。途中、亀石を見学するため少しだけコースを逸れました。

そして、聖徳太子の生誕地と伝わる「橘寺」の前を通ります。ここは 秋のお彼岸の頃になると 棚田の稲穂の黄金色・緑色に 彼岸花の朱色が 何層も重なります。昨年の秋に撮った風景です。

石舞台です。ここも「国営飛鳥歴史公園」として整備されています。以前は、石舞台の周りに垣根もなく姿を観ることが出来ましたがグルッと囲われています。入場料を払って間近で見ると 迫力のある大きさで クレーンが無い時代に運んで積んだことに驚かされます。

この辺りも彼岸花が綺麗に咲きます。10数年前だと思いますが黄色や黒の彼岸花を見かけた記憶があります。

彼岸花の時期は 石舞台から棚田百選の稲渕方面へもお薦めです。また、体力に自信があれば、中臣鎌足と中大兄皇子が大化改新の始まり「乙巳の変」の密談を交わしたとされる談山神社まで登って行けば歴史ロマンを感じることが出来ます。

今回は、日本最古級の仏像が鎮座する「飛鳥寺」方面に向かいます。途中に「酒船石」や「万葉文化館」を見学して飛鳥寺に着きました。そして飛鳥寺の境内を抜けたところに「蘇我入鹿首塚」があります。乙巳の変で刎ねられた首がここまで飛んできたという逸話があり 五輪塔が建てられ供養されています。向こうに見えるのが「甘樫丘」で 同じく国営飛鳥歴史公園」として整備されています。「甘樫丘」には登らずに近鉄飛鳥駅へ向かうことにしました。

途中に、「天武・持統天皇陵」があり「鬼のまないた」「鬼のせっちん」があります。駅近くに明日香村で唯一の水濠に囲まれた前方後円墳の「欽明天皇陵」があり、傍に「さるいし」の看板が立っています。「吉備姫王墓」の囲いの中に猿石と呼ばれる4体の石像があります。

今回は、古墳、奇石、巨石がたくさん残っている明日香村を歩きました。10キロ足らずの平坦な道で 軽快とは言えませんが、適当に疲れて楽しく・美味しく歩けました。

<今回の美味しいもの>

駅前の特設売場で買ったイチゴ「あすかルビー」

石舞台近くで買った「こんにゃく」

酒船石近くの和菓子店「今西誠進堂」のヨモギ餅ときなこ餅

四季を通じて楽しめる明日香村です。ぜひ、一度お出かけください。

それでは、ごきげんようさようなら。