お米(ごはん)のお手伝い&クイズ
秋が訪れると田んぼは稲穂が黄金色に染まります。10月を迎え、すでに稲刈りが行われたところも多くなってきました。
お米は、南の地域では8月から、東北や北海道では10月ごろに収穫がされ、お店に「新米」が並びはじめます。
「新米」はその年に収穫された新しいお米のことを言いますが、とくに秋の新米は収穫してまもないので水分量が多く、ツヤツヤに炊きあがります。
大人のみなさんは、そんな新米を楽しみにしている方も多いと思います。
お子さんにも 秋の新米の美味しさを感じてもらえたら嬉しいですね。
まだ稲刈り前の田んぼを見かけたら、「あれがいつも食べているごはんになるお米ですよ」とお話してあげてください。
お子さんがとれたてのお米に興味をもってくれたら、お米を炊くのを手伝ってもらいましょう。
いつも食べているお米をどうやって炊くかを知ることで、お米の美味しさやありがたさを感じてもらえるきっかけになると思います。
ごはんを炊くお手伝い
①計量カップ(1合=180cc)でお米をはかる
★ゆびで表面を平らにして、きっちりはかりましょう
②お米をボウルに入れ、かぶるくらいのお水をいれて、くるくると2回手早く混ぜて、すぐに水を流す
★かわいているお米は、最初にふれた水を一番吸うので、ここでおいしい水を使うと、ごはんもおいしく炊きあがります
③水を入れて くるくると7~8回混ぜてお米を洗う。これを水を替えながら2~3回くりかえす
★新米は柔らかいので、割れてしまわないよう やさしく洗います。水を吸った米は、透明から白になっていきます
★昔ながらの 力をいれてといだり、水がとうめいになるまで洗う方法は、米の風味が落ちるのでおすすめできません
④ザルにあげて水を切ってから炊飯器に入れ、炊飯器のめもりまで水をそそぐ。このまま30分ほど水につけておき、お米に水を吸わせます
★お米をたく時の水も、おいしい水を使うことをおすすめします
★水は少し白くにごっているくらいで大丈夫です
⑤炊飯器のスイッチを入れて炊く
⑥炊きあがったらしゃもじで混ぜてほぐす
★しゃもじで切るようにしてから上下を返し、空気を入れてほぐします
お米のクイズ
お米を水につけているあいだや、炊きあがるまでのあいだにクイズを出して、お米のことをもっと知ってもらいましょう。
≪問題≫
お茶わん1杯のごはん(約150g)に、お米は何粒入っているでしょうか?
①約325粒
②約3250粒
③約32500粒
答えは
↓
↓
↓
答え ②約3250粒
お米の種類や炊きかたによって違いはありますが、お茶わん1杯のごはん(約150g)には。約3250粒のお米が入っています。
稲の穂1本に実る「もみ」は70~100粒くらいなので、1杯のごはんで約32本分の稲穂を食べていることになりますね。
透明だったお米が水をすって白くなることを発見したり、お米を炊くにおいを感じたりすることで、いつものごはんがより美味しく感じられると思います。
炊いたごはんをたべるときは、「しっかりかむと甘くなるよ」と教えてあげください。
よく噛んで食べることで口の中の唾液が出ます。この唾液(に含まれている消化酵素)が、お米に含まれているでんぷんを麦芽糖に分解するので、甘く感じられるようになります。
しっかり噛むことで、脳の働きが良くなったり、胃腸の負担を減らすなどの効果もありますよ。
笑顔会のHPでは、これまでも、お米のよいところや、お米ができるまでのようすをたびたび紹介しています。
ぜひ、こちらもご覧ください。
スマイリー平野のコラム「お米のお話」
田植えのようす
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