フレイル予防のための社会参加(社会活動)について


フレイル予防のための社会参加(社会活動)についてお話します。

フレイル予防になる社会参加(社会活動)とは?

フレイル予防の3本の柱に「社会参加(社会活動)」があります。

社会参加というと ボランティアや地域のための活動といった 社会貢献活動をイメージしがちですが、そのような活動以外にも 趣味のクラブ活動に参加することや 友人や近所の方と会っておしゃべりすること、かかりつけ医に通院すること、仕事をすることなども含まれます。

「人とつながりをもつこと」をイメージしてください。

「つながり」を失うことがフレイルの入り口になります

フレイルの3本の柱である「栄養」や「身体活動」に気をつけて生活をしていても、「社会参加(社会活動)」=「社会とのつながり」が少なくなると ドミノ倒しのように心身の衰えが次々と進んでいきます。

※東京大学・飯島勝矢 フレイル予防ハンドブックより引用

逆に考えると、フレイル予防のために「毎日外に出て人と会う」ことから始めると、人と会うために歩くようになり、おしゃべりする機会が増えるかも知れません。通う場所ができれば、共食の機会も生まれます 。

「つながり」づくりを始めましょう

社会とのつながりをつくることは、気軽に始められます。

1.週1回以上を目指して、人と連絡を取り合いましょう
 (直接会えない場合は、手紙・電話・メール・LINEなどでもよいですよ)

2.予定がなくても1日に1回程度は外出をして、近所や地域の方とのつながりや交流を持ちましょう

3.困ったときには人に頼りましょう。また 人に頼られるようになりましょう。
  運動や趣味、学習、ボランティア活動などに参加してみましょう。

4.働く場を探したり ボランティアや地域・社会で何らかの役割を担ってみましょう。

次回は最終回!「フレイル予防はいつからはじめる?」です。