旬の野菜「長いも」レシピ

長いもの栄養

長いもの主成分は炭水化物のでんぷんですが でんぷんの消化を助ける分解酵素のアミラーゼが多く含まれているので 加熱せずに食べることができます。
また 長いものでんぷんは レジスタントスターチという消化されにくい性質があり 食物せんいと同じような働きをするので 胃腸の調子を整えてくれます。
このほか 体の中の余分な塩分を排泄して血圧を正常に保ってくれるカリウムや 糖質のエネルギー変換に必要なビタミンB1なども豊富に含まれています。

長いもの選び方

表面に傷や変色がなく でこぼこしていないもの。持ってみてずっしりと重いものを選びましょう。
ひげ根やひげ根の跡が多いものの方が、粘りが強く旨味があるとされています。
カットされているものは 切り口が白くてみずみずしいものが新鮮です。

長いもの保存方法

丸ごとの場合は 新聞紙に包んで 風通しがよい冷暗所で保存します。
ただし 気温が20℃を超える時期は 新聞紙に包んだものをポリ袋に入れて野菜室で保存してください。
カットしてあるものは 切り口にペーパータオルをかけ ラップで包むか保存袋に入れて野菜室で保存しましょう。

ふわふわ長いもだし巻き卵

栄養士からひとこと

卵焼きにすりおろした長いもを入れることで ふわふわの卵焼きになります。角切りにした長いもも入れているので、シャキシャキとふわふわの2つの食感を楽しめます。

巻くのが難しければ、卵液を全部フライパンなどに流し込んで、蓋をして弱火で蒸し焼きにするとよいですよ。

コンソメなどで洋風に味付けして、ソースとマヨネーズをかけるとオムレツにもなります。

<材料 2人分>

・卵         2個
・長いも(すりおろし用)  50g
・長いも(切る用)     20g
・だし         大さじ1
・砂糖         小さじ1
・醤油         小さじ1
・油          適量

<作り方>

① 長いも(すりおろし用)はすりおろす。
② 長いも(切る用)は5㎜角に切る。
③ 卵を溶きほぐして、①と②、だし、砂糖、醤油を入れて混ぜる。
④ 油を熱して、③の1/4を流し入れる。
⑤ ある程度火が通ったら、端から順に巻いていく。
⑥ ⑤に③の1/4を流しいれて同様に焼く。
⑦ 残り2回同様にして焼く。
⑧ 食べやすい大きさに切って完成。

旬野菜の鶏とろろ鍋

栄養士からひとこと

旬の野菜を使った、ほっこり体が温まる一品です。

<材料 2人分>

・鶏肉     200g
・長いも    100g
・白菜     2枚(100g)
・大根     50g
・ごぼう    1/4本(40g)
・人参     20g
・白ネぎ    20g
・だし     400㏄
・塩      小さじ1/2
・醤油     小さじ2
・みりん    小さじ1

<作り方>

① 食材を切る。
  ・鶏肉は一口大に切る
  ・長いもはすりおろす
  ・白菜、大根、人参は短冊切り
  ・ごぼうは斜め切りにして水にさらす
  ・白ネギは斜め切り

② だしに鶏肉を入れて煮る。
③ 色が変わったら、大根、ごぼう、人参を入れる。
④ 火が通ったら白菜、白ネギを入れる。
⑤ 調味をして盛り付ける。
⑥ やまいもをかける。

長いもとわかめの生姜酢和え

栄養士からひとこと

切った長いもと戻したわかめを和えるだけでお手軽に作れる一品です。
長いものシャキシャキした食感を楽しめます。
長いもは酢水にさらすひと手間で変色を防ぐことができますよ。

<材料 2人分>

・長いも      2㎝
・カットわかめ   1g
・生姜       1/2片
・砂糖       小さじ1
・塩        ひとつまみ
・酢        小さじ2

<作り方>

① 食材を切る。
  ・長いもは短冊切りにして酢水にさらす
  ・生姜はすりおろす

② カットわかめは戻す。
③ 調味料は合わせておく。
④ ①〜③を和える。