旬の野菜「なす」レシピ

なすの栄養

水分が多いなすは 栄養が少ないイメージがありますが、食物繊維やカリウム、ナスニンなどの栄養素がしっかり含まれています。
なすの食物繊維は ほとんどが水に溶けにくい不溶性食物繊維で、便のかさを増やして排便をスムーズにする働きがあります。
カリウムは体の中の塩分量を調整して 余分な塩分を体の外に出してくれます。
紫色の皮に含まれているのは ポリフェノールの一種のナスニンという天然色素。抗酸化作用や 肌の老化予防、目の疲れを和らげる効果などが期待できます。

なすの選び方

皮の色が濃く ツヤツヤとしていて ずっしり重いものを選びます。
ヘタの切り口が緑色のものや ガクの部分にトゲがあるものが新鮮です。
(※トゲがない品種のものもあります)

なすの保存方法

なすは 高温多湿なインドが原産の野菜で 低温や乾燥が苦手です。
冷蔵庫ではなく 野菜室で保存しましょう。
ペーパータオルで包んでから保存袋に入れると 乾燥を防げます。
ただし 鮮度が落ちやすい野菜なので 早めに使い切りましょう。

豚肉となすのピリ辛丼

栄養士からひとこと

厚い季節でも食べやすい、ピリ辛味のどんぶりです。
なすは先に炒めておくと、彩りよく仕上がります。

<材料 2人分>

・米        1合

・豚肉スライス   6枚(120g)

・なす       1本

・玉葱       1/4個(50g)

・パプリカ     1/6個(30g)

・にんにく     1片

・ごま油      適量

・豆板醤      小さじ1

・砂糖       小さじ1

・酒        小さじ1

・醤油       小さじ1

・オイスターソース 小さじ1

・水        50g

・片栗粉      小さじ1/2

<作り方>

① 米は炊いておく。食材を切る。

  ・豚肉は2㎝幅
  ・なすはいちょう切りにして水にさらす
  ・玉葱、パプリカは細切り
  ・にんにくはみじん切り

② なすをさっと炒めて取り出す。

③ にんにく、豆板醤を炒めて、豚肉を炒める。

④ 玉ねぎを炒めて、しんなりしたら水を入れて煮る。

⑤ なすとパプリカを入れて調味する。

⑥ 水溶き片栗粉でとろみをつけたら 器に盛ったごはんにのせる。

なすのしそ漬け

栄養士からひとこと

旬の野菜を使って、しそやみょうがでさっぱり頂ける一品です。
作り置きできる副菜です。

<材料 2人分>

・なす     1/2本

・胡瓜     1/2本

・食塩     小さじ1/2

・みょうが   1/2個

・生姜     5g

・しそ葉    5枚

・食塩     適量

・みりん    大さじ1/2

・酢      大さじ1/2

<作り方>

① 野菜を切る。
  ・なすは太さを1/2に切って、厚さ約7㎜の斜め切り、水にさらす
  ・胡瓜は太さを1/2に切って、厚さ5mの斜め切り
  ・みょうが、しょうがは細切り
  ・しそ葉は1㎝幅に切る

② なす、胡瓜は塩をふり、重しをして冷蔵庫で3時間ほどおく。

③ しそ葉は塩もみをしてあく出しする。

④ 野菜の水気を切って、みりんと酢で調味し、冷蔵庫で一晩置く。

なすとささ身のごま和え

栄養士からひとこと

なすの胡麻和えにささ身を入れることでたんぱく質を補給!
食欲がわきにくい季節でも、少しお肉をプラスすることで、たんぱく質を補給しやすいですよ。

<材料 2人分>

・なす    1本(100g)

・ささ身   1本

・酒     適量

・人参    10g

・すりごま  小さじ1

・砂糖    小さじ1

・醤油    小さじ1/2

<作り方>

① 食材を切る。
  ・なすは半月切り
  ・人参→細切り

② なす、人参は茹でる。

③ 鍋にささ身と、ささ身が半分くらい浸かる酒を入れて、酒蒸しにする。火が通ったらささ身を割く。

④ 水気を切って②と③を和える。

⑤ すりごま、砂糖、醤油と和える。