旬の野菜「たけのこ」レシピ
たけのこの栄養
たけのこは不溶性食物繊維が豊富で、便秘の予防や改善に効果があると言われています。
また、体の中の塩分を体外に排出してくれる効果があるカロテンや 体をつくるたんぱく質も多く含まれています。
たんぱく質を構成する成分の中でも チロシンが特徴的。
たけのこの切り口の白い粉のようなものが、チロシンが結晶化したものです。
チロシンは、脳を活性化したり ストレスを緩和するなどの働きが期待できる成分。食べても問題ありませんよ。
たけのこの選び方
持った時にずっしりと重いものは 水分を蓄えた瑞々しいたけのこです。
また、見た目は スッと細いものより、太くて短いものの方が 柔らかくて美味しいですよ。
穂先は黄色く 皮の色が薄いものほど新鮮。穂先が緑色になっていると、アクも強くなります。
また、根元のぶつぶつが赤黒くなり出っ張っているものは注意。成長してえぐみが強くなっています。
たけのこの保存方法
たけのこは 鮮度が命です。手に入ったらその日のうちに下ゆでしてアクを抜きましょう。
アク抜きしたたけのこは、保存容器に入れて ひたひたの水に漬け 冷蔵庫で保存します。
水は1~2日おきに変えてください。3~4日は保存可です。
たけのこと豚肉の味噌煮
栄養士からひとこと
味噌のしっかりとした味付けは、たけのこのえぐ味をマイルドにするのでお子さんでも食べやすいです。
<材料 2人分>
たけのこの水煮 400g
豚肩ロース薄切り肉 200g
絹さや 適量
だし汁 1カップ
味噌 50g
砂糖 小さじ1
酒 大さじ1
<作り方>
1.たけのこは縦に切ってから食べやすい大きさに切る。豚ロースは一口大に切る。
2.鍋にだし汁とたけのこを入れ、火にかけ、煮立ったら豚肉を加える。
3.肉の色が変わったら、調味料を加えて中火で煮る。
4.絹さやはすじを取り、塩ゆでして、ななめ半分に切っておく。
5.3.を器に盛り、絹さやをうえから散らす。
たけのことワラビの混ぜご飯
栄養士からひとこと
たけのこと言えば、一緒に炊き込むたけのこご飯が一般的ですが、別の味付けをして後でまぜる混ぜご飯はいかがでしょうか?春の味覚のわらびと一緒に味わいます。
<材料 4人分>
たけのこの水煮 100g
ワラビの水煮 10本(約80g)
油揚げ 1枚
米 3合
紅しょうが 適量
だし汁 1カップ
濃口しょうゆ 大さじ2
みりん 大さじ1
砂糖 小さじ1
絹さや 少々
<作り方>
1.たけのこは小さく薄切りにする。ワラビは2cmの長さに切る。油揚げは縦半分に切って5mm幅に切る。
2.絹さやは塩ゆでして細かく切っておく。
3.米を通常より水を50ml減らして炊く。
4.1.と出し汁と調味料を鍋に入れて7分ほど煮る。
5.炊き立てのご飯に4.を混ぜて10分ほど蒸らす。
6.茶碗に盛り、絹さやを散らして紅ショウガをのせる。
たけのこのきんぴら炒め
栄養士からひとこと
たけのこを甘辛く炒めた一品です。白ご飯がすすみますよ。
<材料 2人分>
たけのこの水煮 200g
インゲン 50g
ごま油 大さじ1/2
砂糖 大さじ1
人参 1/4本
濃口しょうゆ 大さじ1
鷹の爪 少々
<作り方>
1.たけのこを縦半分に切り、食べやす大きさに切って下茹でしておく。人参は皮をむいて4cmの長さに細切りにする。
2.インゲンはヘタを取り、4cmの長さに切って、2分ほど塩ゆでしてから水にとり、熱がとれたら汁気を切っておく。
3.フライパンにごま油を入れ、中火で熱し、1.と2.を加えて2~3分炒める。砂糖を加えて2~3分炒めて、鷹の爪と醤油を加えて汁気がなくなるまで炒める。