旬の野菜「ブロッコリー」レシピ
ブロッコリーの栄養
ブロッコリーは栄養豊富な野菜です。
ビタミン類では、ウイルスや細菌から体を守り免疫力を高めてくれるビタミンCや、
エネルギー代謝に関わるビタミンB1やビタミンB2、筋肉の合成をサポートするビタミンB6、
体内でビタミンAになり 皮膚や粘膜を正常に保ってくれるカロテン、骨を維持するために必要なビタミKなどが多く含まれています。
さらに余分な塩分や水分を体外に排泄する働きのあるカリウムや、貧血予防に役立つ鉄、お腹の調子を整える食物繊維も豊富。
実は 野菜の中では珍しく たんぱく質も多く含まれています。
ブロッコリーの選び方
ブロッコリーを選ぶときは、花蕾(つぼみの部分)や茎の切り口などに注目しましょう。
つぼみはギュッとしまって 緑色の濃いものがおすすめです。寒さにあたると紫色になりますが これはポリフェノールの一種のアントシアニンで、ゆでれば緑色になります。
黄色い花が咲いているものは鮮度が落ちてしまっています。
茎の切り口がみずみずしく す(亀裂)が入っていないものを選んでください。
ブロッコリーの保存方法
ブロッコリーは 常温においておくとすぐに鮮度が落ちていくので 生で保存する場合は 茎も花蕾(つぼみ)も湿らせたキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れるかラップでくるんで冷蔵室で立てて保存します。
寒いところを好む野菜なので、野菜室より冷蔵室がおすすめです。
すぐに使わない場合は、小房に分けたものを数個ずつラップでくるみ、保存袋に入れて冷凍保存してください。
食感や栄養は少し落ちますが かためにゆでてから保存袋に入れて冷凍保存することもできます。
海老とブロッコリーとオーロラソース炒め
栄養士からひとこと
お子さんにも食べやすい味付けのオーロラソースの海老とブロッコリーの炒め物です。
<材料 2人分>
・海老 10尾
・酒 大さじ1
・ブロッコリー 100g
・玉ねぎ 1/3個(70g)
・人参 30g
・油 適量
・マヨネーズ 大さじ1
・ケチャプ 大さじ1
<作り方>
① 海老は酒につけて臭みをとる。
② ブロッコリーは一口大、玉ねぎはスライス、人参は乱切りにする。
③ ブロッコリー、人参は下茹でする。
④ 海老を炒めて、玉ねぎを炒める。
⑤ 火が通ったら、ブロッコリー、人参を炒める。
⑥ マヨネーズ、ケチャップを合わせておき、味付けする。
ブロッコリーとアボガドのツナサラダ
栄養士からひとこと
「森のバター」とも呼ばれ、体に良い油やビタミンEが豊富なアボガドと、ビタミンCを多く含むブロッコリーとパプリカのサラダです。
<材料 2人分>
・ブロッコリー 60g
・アボガド 1/2個
・レモン果汁 小さじ1
・パプリカ 20g
・ツナ缶 1/2缶
・塩 少々
<作り方>
① ブロッコリーは一口大に切って下茹でする。
② アボガドは1㎝角に切って、レモン果汁をかけて、変色を防ぐ。
③ パプリカは1㎝角に切る。
④ 具材を全て混ぜ、塩で味付けする。
ブロッコリーの茎の金平
栄養士からひとこと
普段は捨ててしまいがちなブロッコリーの茎を使った金平です。
茎にもビタミンCなどのビタミンがたくさん含まれていて、ブロッコリーのつぼみの部分より茎の方が甘味がありますよ。
<材料 2人分>
・ブロッコリーの茎 1/2株
・人参 30g
・ごま油 適量
・砂糖 小さじ2
・みりん 小さじ1
・酒 小さじ1
・醤油 小さじ2
<作り方>
① ブロッコリーの茎は固い部分を取り除いて、千切りにする。
② 人参は千切りする。
③ ごま油で、ブロッコリーの茎、人参を炒める。
④ 砂糖、みりん、酒を加えて炒める。
⑤ やわらかくなったら醤油を加えて、水気をとばす。