旬の野菜「かぶ」レシピ

かぶの栄養

かぶは、実の部分が淡色野菜、葉の部分が緑黄色野菜です。

実の部分は 水分がほとんどですが 風邪や肌荒れを予防するビタミンC、体内の余分な塩分を体の外に出してくれるカリウムなどが 多く含まれています。また、でんぶんの消化を助けてくれる消化酵素のアミラーゼも豊富です。

葉の部分は、免疫力を高めてくれるビタミンAや 骨や歯を丈夫にするカルシウム、お腹の調子を整える食物せんいを多く含んでいます。

かぶの選び方

かぶは、まずは葉がシャキっと堅く色も鮮やかなものが新鮮です。
根の部分は、皮にしわがなくハリ・ツヤがあるもの。水分が多くみずみずしいものは 持つとずっしりとした重みがあります。

かぶの保存方法

葉をつけたままにしておくと 葉に養分がとられてしまうので まずは葉を根元で切り、それぞれを湿らせたキッチンペーパーで包んで ポリ袋に入れ 野菜室で保存します。葉はできれば立てて保存してください。

葉の方が傷みやすいので、できれば2日ほどで食べきりましょう。

根も葉も 長期保存する場合は 使いやすく切ってから保存袋に入れて冷凍庫で保存します。

スライスかぶとツナの中華和え

栄養士からひとこと

煮物が多くなりがちですが、かぶの丸さを活かして、和えものにしてみるのはいかがでしょう。食べやすいよう小さめのかぶを選ぶのがオススメです。

<材料 2人分>

かぶ    1.5株

塩     ひとつまみ

ツナ    1缶

しょうゆ  大さじ1/2

砂糖    小さじ2

酢     大さじ1/2

ごま    少々

ごま油   少々

青ネギ   少々

<作り方>

  1. かぶは皮を剥いて、スライサーで薄くスライスし、塩で揉んで水気が出てくるまでおく。
  2. 調味料を混ぜ、1のかぶの水気を絞って加え、ツナとごまと一緒に和える。
  3. 盛り付け、仕上げに青ネギをあしらう。

かぶのポタージュ

栄養士からひとこと

かぶに豊富なビタミンcを全部取れるようコンソメで煮て、そのまま汁ごと潰してポタージュにするところがポイントです。

玉ねぎは塩コショウをしながらじっくり炒めてください。そうすることで甘味が増します。

<材料 2人分>

かぶ      1株

玉ねぎ     1/2個

有塩バター   5g

塩コショウ   少々

コンソメ    3g

水       300cc

牛乳      100cc

パセリ     少々

粗挽きこしょう 少々

<作り方>

  1. かぶは皮を剥き、くし切りにしておく。玉ねぎはみじん切りにする。
  2. 鍋にバターを熱し、みじん切りにした玉ねぎを塩コショウをしながらじっくり炒める。
  3. 2に水とかぶ、コンソメを加え、柔らかくなるまで煮る。粗熱をとってからミキサーにかけるか、ブレンダーでなめらかにする。
  4. 3を鍋にもどし、混ぜながら温め、牛乳を加え塩コショウで味を整える。沸々としたらできあがり。仕上げにパセリと粗挽き胡椒を散らす。

かぶの豚キムチ炒め

栄養士からひとこと

かぶの葉っぱ一緒に丸ごと使った炒め物です。

かぶは少し食感が残ると食べ応えあります。豚肉やキムチとの相性もよく、かぶが少し苦手な方もご飯が進みます。

葉っぱ付きのかぶが手に入らなければ、白菜でもオッケーです!

<材料 2人分>

かぶ(葉っぱつき)   1株

ごま油       小さじ2

豚細切れ肉     200g

玉ねぎ       半分

キムチ       100g

サラダ油      大さじ1

ニンニク      半片

生姜        ひとかけ

酒         大さじ1

塩胡椒       少々

しょうゆ      大さじ1

ごま油       小さじ2

<作り方>

  1. かぶは葉っぱを落とし、1センチ幅にザクザク切る。白い部分は5ミリのいちょう切りにし、ごま油で焦げ目がつくまで炒めておく。玉ねぎは薄切りにする。
  2. にんにくと生姜をみじん切りにし、熱したフライパンに油をひいて、香りが出るまで炒める。
  3. 香りが出たら豚肉を加え、酒、塩コショウをしながら炒める。
  4. 玉ねぎを加え、しんなりしたらキムチも炒める。
  5. 1のかぶを加え、しょうゆで味付けする。仕上げにかぶの葉っぱとごま油を入れ炒めれば完成。