旧柳生街道(滝坂の道)から若草山を歩きました。

ごきげんようスマイリー平野です。

いつも笑顔会ブログをご覧いただきありがとうございます。

さて、コロナ禍でも移ろう季節は規則正しく5月21日は「小満」(しょうまん)でした。小満はあらゆる命が満ちていく時季です。太陽を浴びて万物がすくすく育つ様子を歩いていると実感させられます。

5月22日の日曜日に「旧柳生街道(滝坂の道)~若草山」を歩きました。奈良公園の飛火野近くの「破石町」のバス停が最寄になります。新薬師寺の方へ1キロほど歩くと東海自然歩道(滝坂の道)の道標があります。この道は柳生新陰流で有名な柳生の里までの柳生街道です。いまでも石畳と石仏が残されています。横を流れる川のせせらぎと鳥の声を聴きながら柳生十兵衛も歩いた道と思うと歴史のロマンも感じることが出来る道です。

 雨の降った後などは石畳が滑りやすいので注意が必要です。緩やかな登り道を気持ちよく歩いているとサッササと音がするので観ると1メートル以上もある青大将がいました。

 山歩きをしていて、サル・シカ・タヌキに出会ったことがありましたが、蛇に遭遇したのは始めてです。マムシでなくて幸いでしたが怖い思いをしました。

 怖い思いをしながらも街道の入り口から2.5キロほど歩くと「首切り地蔵」があります。鍵屋の辻の決闘で有名な荒木又右エ門が試し斬りをしたとの伝説が残っています。像高は1.8mほどの穏やかな表情のお地蔵様ですが、頭と胴体が2つに斬られているように見えます。お地蔵様の前は小さな広場のようで休憩所とトイレがあります。バナナを一本食べて小休止して隣接した道の「春日奥山遊歩道」方向へ歩きます。ここは広く整備された遊歩道でランニングをする人に追い抜かれながら緩やかな坂道を登り下りしながら進みます。

 奈良奥山ドライブウェイにもなっており、車も通るので注意しながらしばらく歩くと右側に橋が見えてきます。「鴬の滝」の道案内があり橋を渡って、700mほど歩くと水の落ちる音が聴こえて滝が現れます。近くにベンチがあるのでコンビニで買ったおにぎり2個と魚肉ソーセージ、茹で卵、バナナでランチにしました。滝を眺めながら食べるおにぎりは普段より何倍も美味しく感じました。

ランチの後は若草山に向かってもう一歩きで若草山頂上へ辿り着きます。若草山は一重・二重・三重と山が連なっています。山頂付近でも鹿せんべいが売られていて鹿がたくさん屯しています。糞もあちらこちらに落ちているので足元には注意が必要です。

山頂には三角点があります。三角点は「鴬塚古墳」に標されています。前方後円墳の後円部に鴬塚の石碑があります。枕草子に記されている「うぐいすの陵」といわれています。
360度見渡すことが出来て、そよ風がとても気持ちよく感じました。歩いたご褒美です。

しばらく休憩したのちに若草山を下っていきます。山頂では小さく見えていた東大寺の大仏殿が小さくなり春日大社の神山「御蓋山」も右に見えます。階段を下って行きますが段差が大きく膝が痛くならないように慌てないように注意が必要です。

 無事に歩くことが出来て春日大社にお詣りをして帰りました。

今回は、スマホで16キロほど歩いていました。山道なので歩幅が小さくなるので実際は12キロほどだと思います。今回のコースは石畳や原始林などの変化もあり、いきなり開ける若草山の眺望が素晴らしいコースです。ぜひ一度歩いてみてください。

 それでは、ごきげんようさようなら。