京都のパワースポット 鞍馬・貴船を歩きました

ごきげんようスマイリー平野です。

いつも笑顔会ブログをご覧いただきありがとうございます。

このところ、週末に雨天の日が続いて歩きに行くことが出来ず久しぶりの投稿になります。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で菅田将暉さんが演じる「源義経」を観て、京都の鞍馬に行きたくなりました。新緑の鞍馬から貴船まで歩きました。

最近、京都の奥座敷、鞍馬山はパワースポットとして若者に人気がありますが、フレイル予防世代には、絵本の鞍馬天狗や牛若丸でよく知られた場所です。40代後半によく歩いたコースですが、久しぶりに歩くと違った趣があり楽しく歩くことが出来ました。

 大阪からは京阪電車の終点「出町柳」まで行き、叡山電鉄に乗り換えて終点の「鞍馬」まで30分ほど車窓の景色を楽しみながらゆっくりと向かいます。今回は出町柳駅近くのおにぎり屋さんでお弁当を買いました。

 鞍馬駅には、天狗のお面が飾られていました。駅前には大きな天狗のモニュメントがあり、鼻の長さ(高さ?)が1.3mもあります。実はこのモニュメントは2代目です。雪深い土地なので、先代の鼻は雪の重さに耐えられずポキンと折れてしまったそうです。2代目は鼻に鉄棒を入れて補強されています。電車で到着した多くの人が記念写真を撮っていました。

 また、鞍馬は石の産地としても有名で鞍馬寺内にも珍しい鉱石の説明標示があります。

 鞍馬駅から鞍馬寺までは、すぐの距離ですが門前には数件の店があります。老舗の甘味処「多聞堂」で名物の「牛若餅」を買って、鞍馬寺山門(仁王門)へ向かいました。

 境内は朱色の灯篭と新緑がとても綺麗で木洩れ日の中を登って行きます。なんと、境内にケーブルカーがあり山門からほど近い普明殿から中腹の多宝塔まで200mの距離を片道200円で登ってくれます。

  ケーブルを利用せず登って行くと「由岐神社」が鎮座しています。樹齢800年、高さ53mの御神木「大杉さん」は一心に願えば叶う人気のパワースポットとして知られています。もう少し進むと牛若丸が遮那王となのり7歳から10年間、住まいした東光坊跡に「義経公供養塔」が建てられています。参道にはシャガが綺麗に咲いていました。中門をくぐり本殿めざして緩やかな坂道を登ります。 

  途中、本道を逸れてケーブル駅近くの「多聞塔」に参拝したりと、ゆっくりと登って1時間ほどで本殿金堂に到着しました。御本尊は秘仏となっており、60年に一度の丙寅(ひのえとら)に御開扉されます。つぎは24年後の2046年になります。この年まで頑張ってケーブル利用ででもお参りが出来れば有難いですね。本殿前の金剛床は境内随一のパワースポットとして人気があり並んで中心に立って拝んでいました。

 本殿右奥から奥の院参道へ進みます。奥の院までの距離は800mほどですが、道は少し険しくなります。少し進むと「霊宝殿」があり寺宝の義経ゆかりの剣や書と並んで与謝野晶子の書斎を再現されて原稿やゆかりの品々が展示されていました。3階に上がると荘厳な国宝の毘沙門天三尊立像が展示されていました。ぜひ、立ち寄ってみてください。

 整備された階段を登っていくと「源義経公背比石」があります。ここは標高485mで参道で一番高い所です。

そして、木の根が地表に露出した「木の根道」を緩やかに下ると鞍馬天狗が義経に剣術を指南した場所と伝わる「僧正ガ谷不動堂」があります。その前に義経を祀る祠「義経堂」があります。さらに下ると奥の院「魔王堂」に到着します。

 奥の院から貴船に向かって下って行きます。階段が整備されていますが急な坂が続きます。雨天など足元の悪い時は要注意な下りが600mほど続きます。

鞍馬寺西門を出て橋を渡って右にすぐの所に「貴船神社」(きふねじんじゃ)の鳥居があります。貴船神社は京都を流れる鴨川の水源地に鎮座し水の神をお祀りしています。

神社の近くには料理屋さんが立ち並び、夏の風物詩「川床」が始まっていました。川沿いに「結社」(中宮)、奥宮へ参詣しました。縁結びの神様としてご利益があるとされるパワースポットです。

 叡山電鉄「貴船口」までバスがありますが、貴船川のせせらぎを聴きながら歩いて駅に向かいました。川沿いはシャガが群生して途中には紫色のみやびな藤が初夏の彩りが目を楽しませてくれました。

このコースの歩行距離はスマホで11.3キロでした。いい汗をかいて気持ちの良い一日を過ごすことが出来ました。

 それでは、ごきげんようさようなら。