平城京跡を歩きました

ごきげんようスマイリー平野です。

いつも笑顔会ブログをご覧いただきありがとうございます。

今回も季節が変わる「三寒四温」の時期に春を見つけに歩いて来ました。

2月最後の日曜日に少し曇り空でしたが奈良へ出掛けました。午前中、薬師寺で写経を1巻収めました。近鉄西ノ京の駅から写経道場へ向かう境内に3分咲き程度に梅が咲いてほのかな香を漂わせていました。

 薬師寺から車で10分程度の距離に平城京跡があります。明日香村の史跡と同じように国営の歴史公園となって整備が行われています。小学生の時(50年ほど前)に遠足で何度か来ましたが、その当時は何もないひろっぱでお弁当を食べた記憶があります。

 現在は「大極殿」や「朱雀門」などが復元され近代的な建物に貴重な資料や遺構が展示されています。また、近鉄奈良線の線路が公園内に敷かれており、踏切が2か所あり「鉄ちゃん」(鉄道ファン)の撮影スポットにもなっています。

 踏切を渡って少し歩くと南門があり近くに復元事業情報館があります。館内ではボランティアの方が親切に展示物や動画のなどを説明して下さいました。

 「第一次大極殿」を見学しました。平城京の造営当初に建てられた「大極殿」が復元されています。高欄(縁側の柵)には五色の宝珠が飾られ、内部には実物大に復元された高御座(玉座)が据えられています。

 次に東へ歩いて遺構展示館へ向かいました。東向きには、山焼きが終わった「若草山」や百人一首で有名な「天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも」と歌った御蓋山(春日山)がすぐ近くに観えます。この辺りから月が出るのを眺めたのかと思うと千三百年の風景が重なりました。遺構展示館も必見の施設で当時の生活が偲ばれる展示が多くありました。

 遺構展示館を南へ10分ほど歩くと東院庭園があります。池を配した日本庭園の基になったような施設で梅が綺麗に咲いていました。ここから平城京跡を一旦出て国宝「十一面観音立像」で有名な法華寺に向かいました。残念ながら菩薩像の御開帳が3月20日との事で今回は入山せずに平城京跡へ戻り朱雀門広場に展示されている「遣唐使船」を見学してウォーキングを終了しました。ゆっくり見学もしながら3時間程度(6キロ)のコースです。

スマホの万歩計で2月の歩行距離が34キロほどになりました。春本番を迎える3月には京都や和歌山へも足を延ばしてみたいと思います。「花鳥風月」を楽しみながら歩ける場所をブログを通じてご紹介させていただきます。コロナの新規感染者数が少し減っているようですが、油断せずにお身体ご自愛ください。 それでは、ごきげんようさようなら。