ごはんが食べたくなる まぜるだけふりかけのススメ
「ごはんを食べてくれない」
お母さんにとって、つらいお悩みのひとつですよね。
かといって、無理やり食べさせるようなことはしたくない。できれば楽しい雰囲気で食事したい。
そんなときは、お子さんと一緒にふりかけを作ってみてはいかがでしょう?
お子さんは「お手伝い」が大好きです。
お手伝いを通して、食材に興味をもってくれたり、好きになってくれたりします。
まずは、「まぜるだけ」のとっても簡単なお手伝いから試してみてください! 小さいお子さんでも楽しめます。
<準備> 食べてほしい材料にちょっとひと手間
それではふりかけの材料を用意しましょう。
材料は「おうちにあるもの」、「お子さんが好きなもの」、「とってほしい栄養があるもの」などなど、お好みのものでOK。
「まぜるだけ」で楽しんでもらうために、ちょっとひと手間かけてあげます。
あとでしょうゆをかけたりしないでいいように、味のついているものを揃えてください。
・かつおぶしやじゃこなどは、味付けして炒っておきましょう。しょうゆの塩分が気になる場合は、ごま油で炒ると風味がつき しょうゆを減らせます。
・野菜やきのこはみじん切りにして、ツナなどの缶詰はほぐして 水分が飛ぶまで炒めます。こちらも味付けしておくことが「まぜるだけ」でふりかけを作るポイントです。
・乾燥わかめもふりかけに使える素材。細かくすりつぶしておくと、温かいごはんとまぜるだけでやわらかく戻ります。
離乳食などで使った小さいすり鉢があれば、ぜひ使ってみてください。
白ごまやナッツはすり鉢ですって細かくする作業を、お子さんに手伝ってもらいましょう!
「する」作業が難しければ、トントンとたたくだけでも大丈夫。ごまのいい香りがすると、「できてる!」と感じてもらいます。
そのまますり鉢にお好みの材料を加えていけば、オリジナルふりかけができあがります。
余ったふりかけは密閉容器に入れて(あれば乾燥材を入れて)冷蔵保存がおすすめです。冷凍も可能です。お豆腐にかけたりサラダに加えたりしてみてください。
手作りふりかけのいいところ
・添加物や着色料の心配がない
・塩分を調整できる
・入れる食材にお子さんが興味をもってくれる
・アレルギーの方も安心
おすすめ素材は「まごわやさしい」
「まごわやさしい」は、栄養バランス良い食事の合言葉です。
まめ・ごま・わかめ(海藻類)・やさい・さかな・しいたけ・いもの7種類を毎日の食事にとり入れると、ビタミン・ミネラル・食物繊維などが補えます。
この7種類の素材を意識して使えば、おいしくて栄養もとれちゃいます!
ま(まめ)
(ふりかけ素材)きなこ、おからパウダー、大豆ミート
※植物性たんぱく質が豊富。ビタミンや食物繊維も含まれています。
ご(ごま)
(ふりかけ素材)白ごま、黒ごま、ナッツ類(ピーナッツ、くるみなど)
※たんぱく質・脂質・ミネラルなどが含まれています。すりつぶすと香りもいい。
わ(わかめなどの海藻類)
(ふりかけ素材) わかめ 塩昆布 ひじき のり
※カルシウムや鉄分などのミネラルが豊富。ビタミンや食物繊維も含まれています。
や(やさい)
(ふりかけ素材) 野菜 根菜 パセリなどの乾燥スパイス
※野菜によって違いはあるけれど、どれもビタミンやミネラルが多く含まれています。
さ(さかな)
(ふりかけ素材) かつおぶし いりこ じゃこ 干しえび 鮭フレーク ツナそぼろ
※たんぱく質が豊富。骨ごと食べられるものはカルシウムが採れます。青魚はDHAやEPAなどの良質な脂が含まれています。
し(しいたけ)
(ふりかけ素材) しいたけ きのこ類(えのき まいたけなど)
※ビタミンや食物繊維が含まれています。
い(いも)
(ふりかけ素材)さつまいも じゃがいも ポテトチップス
※炭水化物や食物繊維が豊富。
まぜまぜチャレンジ! たとえばこんな組み合わせ
じゃこ+青菜炒め+白ごま
ナッツ+韓国のり+白ごま
じゃこ+わかめ+きのこ+白ごま
大豆ミート+みじん切りさつまいも+青菜
※大豆、ごま、ナッツ類、えび、さけなどの食物アレルギーがある方は、ご使用にならないようご注意ください。