【食物アレルギー対応の備え】 防災の日に! 学ぶ・見直す 防災対策

近年、地震や集中豪雨や台風などの自然災害が相次いでいます。

9月1日は防災の日です。

災害はいつどこで起こるかわからないと考えて備える機会にしませんか?

とくに、食物アレルギーをもつ人がいるご家庭は、日常に比べて食料が手に入りにくくなる心配もあります。

2011年の東日本大震災では、スーパーで食料調達できたのは、地震発生から数日経ってからでした。
2016年の熊本地震では、多くのスーパーが営業停止となり、9日後にも約2割の店舗が営業を再開できなかったそうです。

もしも避難を余儀なくされた場合は、配給の対応などにも不安があります。

先の東日本大震災では、アレルギー対応食品の備蓄不足や、避難所での配慮不足により、アレルギーをもつ避難者は困難な状況に陥りました。

2021年2月には、「アレルギー対応の主食を備えていると回答した市区町村が全国で3割に満たない」という報道もありました。

避難所の対策や配給については、自治体の防災に関するホームページなどで確認しておきましょう。

また、日頃から防災意識をもって取り組む「自助」も大切です。

そこで今回は、常に準備しておける備えのポイントや、避難所生活になった時を想定して知っておきたいことが学べる資料を集めました。

ぜひ、ダウンロードしてお手元に置いたり、周囲の方に知ってもらうことにお役立てください。

林水産省のHP「家庭備蓄ポータル」

「要配慮者の方がいる世帯の家庭備蓄実践事例」

https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/foodstock/jirei_allergy.html

こちらの記事では、「アレルギーの方がいる世帯」の具体的なストック事例がわかりやすく紹介されています。ストックアイテムのリストも掲載されているので、ローリングストックのお手本になります。

地域のみんなで考えよう! アレルギーっ子にやさしい防災

https://blog.canpan.info/tagasapo/img/allergy.pdf

災害時や、その後の避難所生活などで、どのような不安な状況が起こりえるのかについて、イラストやデータを盛り込んでわかりやすく紹介している冊子です。

食物アレルギーやアトピー性皮膚炎をもつ人やそのご家族だけでなく、周囲の方や避難所で働く支援者のみなさんにも読んでいただきたい内容です。

避難者カードやアレルギー支援ネットワークの連絡先ポスターなどのページもあるので、プリントして非常持ち出し用バッグに同梱しておくといいですね。

アレルギーっ子ママが考えた防災ハンドブック

http://lfajp.com/_src/57018110/LFA_bousai_DL.pdf?v=1623803407251

LFA食物アレルギーと共に生きる会が、被災地での体験談やアンケート、各専門家などの意見をとり入れ、アレルギーのお子さんがいる保護者の方々のために作成した冊子です。

誰にでもわかりやすく、非常食や非常用バックの中身、おすすめのアレルギー配慮食品なども掲載。

炊き出しを行う方に知っていただきたい内容も、具体的に紹介されています。

とくに、備蓄しておきたいアレルギー配慮食品は、箱買いやまとめ買いでしか購入できないものも多くあります。

資料を参考に購入して、ローリングストックに役立ててください。

※商用利用・印刷出版は不可です。ご注意ください。

防災炊き出しガイドブック

http://lfajp.com/_src/57018086/0507_a4_lfa.pdf?v=1625080367798

「アレルギーっ子ママが考えた防災ハンドブック」を作成したLFA食物アレルギーと共に生きる会が、炊き出し訓練の際に実感した気づきを、広く知っていただくために作ったハンドブックです。

炊き出しの際の具体的な配慮から、いざというときのエピペンの使い方まで掲載されています。

※商用利用・印刷出版は不可です。ご注意ください。

笑顔会でも、周囲の方にアレルギーがあることを伝えらるよう 『食物アレルギー緊急時カード』( https://egaoe.jp/2020/11/20/allergies-8/)を作成しました。

ぜひダウンロードして、普段から携帯しておいてください。

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