高齢者の方々に 冷え改善の薬膳献立を提供しました

1月7日に、有料老人ホームで、薬膳の考え方を取り入れた献立を提供しました。

薬膳は、病気にならないような身体をつくる“未病”を目指すものです。

薬のようなイメージがありますが、季節の野菜などを取り入れて食養生を行うことができます。

この日の献立は、マルタマフーズの「薬膳ラボ」メンバーが、「冷え改善」をテーマに作成した献立をもとにしました。

≪冷え改善メニューとその効能≫

ひじきごはん

 鉄分の多いひじきは、血を補い、血行を促進する効果があります。

鶏団子と白菜の煮物

 鶏肉やネギ、生姜などは、エネルギーをチャージして、体を温めてくれます。

ほうれん草とクルミの和え物

 ほうれん草とクルミは、体に潤いと栄養を与えてくれます。

リンゴとさつま芋のレモン煮 シナモン風味

 りんごとさつま芋は、胃腸に優しい食材です。

 シナモンは 細い血管の血流を高めて 冷えや関節の痛みを改善します。

・根菜の粕汁

 酒粕は、お腹を温め、血行を促進するので、冷え性の方にもおすすめです。

 具材の根菜類も、水分が少ないために体を冷やさない野菜です。

鶏団子と白菜の煮物に添えたクコの実は、ビタミンB群、ビタミンA、18種のアミノ酸など、豊富な栄養を含んでいます。欧米では、「コジベリー」の名で呼ばれ、美容効果も高いスーパーフードとして人気を集めています。

くるみは、粒が大きいと高齢者の方は食べづらいので、ペースト状にしてしょうゆ・砂糖とあわせた餡にしてほうれん草に和えました。

食べていただいた高齢者の皆さんから、「美味しい」「身体が温まる」「健康のためにいろいろな工夫をしてくださってありがとう」といったうれしい声をいただきました。