卵・乳・小麦不使用のおせちに! ミニ伊達巻き & 松風焼き(のし鶏)を作りましょう
1年のはじまりをお祝いしていただくおせち料理。アレルギーの方がいても、やっぱり家族で同じ重箱に入ったおせちをとりわけあって食べたいですよね。
数の子やいくら、えび、伊達巻き、紅白かまぼこなどは、おせち料理の定番ですが、各種アレルギーをもつ方は、口にすることができず、これらを省くことになってしまいます。
とはいえ伊達巻きやかまぼこは、前回の「スーパーで買える! 卵・乳・小麦不使用のかまぼこ・ちくわ」の回でご紹介した通り、おせち対応の紅白蒲鉾や伊達巻が販売されています。
また、工夫をすればアレルゲン食材を使わず作れるメニューもあります。
そこで今回は、卵を使わず作る伊達巻きと松風焼き(のし鶏)を作ってみました。
かぼちゃと白身魚で作るミニ伊達巻き
<材料>
白身魚 70g
かぼちゃ 80g (やわらかくなるまで加熱しておく)
じゃがいも 10g (やわらかくなるまで加熱しておく)
豆腐 80g (水切りしておく)
塩 少々
さとう 大さじ1
みりん 小さじ1
しょうゆ 少々
片栗粉 30g
サラダ油 適量
①オーブンは200℃に加熱しておく。
②白身魚は皮と骨を取り除きフードプロセッサーにかけ、塩少々を加えて粘りが出るまで混ぜます。
③豆腐、さとう、みりん、調味料、片栗粉を加えて混ぜる。
④オーブンシートで正方形の型を作って生地を流し込み、10分焼く。
⑤フライパンに油をひき、オーブンから出した生地を(型から外して)蓋をして弱火で焼き色がつくまで焼く。
⑥巻きすの上にラップをのせ、その上に取り出した生地をのせて巻き、輪ゴムで止める。粗熱がとれたら冷蔵庫で冷やす。
⑦巻きすとラップを外して切り分ける。
卵なしで作る松風焼き(のし鶏)
<材料>
鶏ひき肉(もも) 200g
豆腐 80g (水切りしておく)
片栗粉 大さじ1
みそ 大さじ1
みりん 小さじ1
さとう 小さじ1
酒 小さじ1弱
しょうが汁 小さじ1/2
塩 少々
白ごま 適量
青のり 適量
①オーブンを200℃に加熱しておく。
②すべての材料を粘りができるまでよく混ぜる。
③オーブンシートをひいた型に入れてオーブンで15分焼く。
④一度取り出してみりん(分量外)を刷毛でぬり、白ごまちらして5分焼く。
⑤オーブンから取り出してしばらく休ませる。
⑥切り分けて半分に青のりをまぶす。
かぼちゃと白身魚で作った伊達巻は、かぼちゃきんとんのような食感ですが、味はちゃんと伊達巻き風。柔らかい生地なので、しっかり冷やしてから切ってください。
卵を使わない松風焼きは、豆腐をくわえると柔らかくしっとりと仕上がります。焼きあがってから粗熱ををとると切りやすくなります。
伊達巻きは、形が巻物に似ていることから、学業成就の願いが込められています。また、「伊達」という言葉は、華やかさを表す言葉です。その華やかな色合いがおせちを彩ってくれます。
また、松風焼きは、表面にはけしの実をまぶし、裏には何もついていないことから、「裏がない、隠し事のない正直な生き方ができるように」という願いが込められています。幸せが末永く続くように」という願いを込めて、末広がりの形に切ります。
おせち料理は、煮しめや黒豆、栗きんとん、昆布巻き、ごまめ、紅白なますなど、アレルゲンを使っていない調味料さえ使えば、アレルギーを気にせず食べられる品がいろいろあります。
少し工夫するだけでその品数が増えるので、よろしければご参考にしていただいて、おせちに加えてください。