今年もありがとうございました。
ごきげんよう!スマイリー平野😊です。
いつも笑顔会ブログをご覧いただきありがとうございます。
さて、あと10日ほどで新年を迎えます。今年の給食も20日・24日に殆どの学校で終了と
なります。早いところでは、13日に給食納めがあり大掃除も終えた学校もあります。
一年を振りかえり良かったことは、台風や大雨などの影響で給食中止が一日も無かったことです。昨年は、「今年の漢字」に「災」が選ばれるほど、地震・豪雨・大型台風・猛暑などの自然災害が多発した年でした。そのため、学校給食が中止になる日も多くあり子供たちが楽しみにしている献立が変更になったりしました。中止が無かったのは、何より喜ばしいことですね。
笑顔会の活動では、三重県伊賀市や奈良県五條市の学校給食センターの「本日の給食」もアップできるようになりました。伊賀牛や猪肉など地産地消の食材に興味を引かれたことと思います。そして、5月に唐招提寺で、いがっこ給食センター夢の人気メニュー「伊賀産の菜種油で揚げたドーナツ」を販売したり、9月に梅田阪急百貨店の防災展で、アレルギー対応のブース展示を行ったりしました。また、東大阪市内で料理教室やアレルギー食のセミナーを開催できたことで、微力ながら学校給食を知っていただく一助になれたかなと思っています。
来年は、アレルギー対応で代替食の料理教室や地域の子供食堂で運営のお手伝いを新たに計画しています。詳細が決まればブログで案内をいたします。
次の話題は、正月には欠かせない「鏡餅」についてです。
小学生の頃(昭和40年代)は、年末の恒例行事で近所の人が集まって「餅つき」をしていました。夜も明けぬ暗いうちから、もち米をせいろで蒸して臼と杵で、大人たちが搗き手と返し手に分かれて息を合わせて搗いていました。搗きたて餅が柔らかくて美味しかったことを覚えています。都市部では、餅つきは見られなくなりました。奈良の猿沢池近くにある「中谷堂」で高速餅つきのパフォーマンスとして見ることができるぐらいです。
「餅つき」は、12月28日から30日に行う習慣がありました。それは、29日は「苦もち」といい、九が苦に通じるので縁起が悪いとされています。31日は「一夜もち」といって搗いた餅がしっかり固まらず、2段重ねの鏡餅が沈んでしまい縁起が悪いとされています。
ただし、29日は福(ふく)と語呂を合わせて、この日に餅つきをするお寺もあります。
そして、搗いた餅を小さく丸めたり棒状にしたりと成型しますが、最初に搗いた餅で作
るのが鏡餅です。今では、スーパーなどで中に小餅が詰まったモノが売られていますが、
正月に「鏡餅」を飾る習慣についてです。飾り方や形の所以は諸説ありますが次の通りです。
【なぜ飾るのか?】
お正月は、歳神様を家に迎える行事です。古来から日本では稲や米には人間を強くする霊力があるとされています。その霊力がある米をさらに凝縮したのがお餅なので、神聖に扱われたと言われています。お正月に歳神様が宿る依り代(よりしろ)として、一番大きなモノを一番大事な部屋、床の間などに飾ります。台所や机の上などに少し小さなものを飾り一年の災いをはらい、家の繁栄を祈願して飾ります。
【なぜ丸い形で2段重ね?】
鏡餅とは、名前のとおり鏡を意味しています。正倉院にも納められている昔の鏡は、青銅製で丸いものです。三種の神器で伊勢神宮内宮に納められている八咫鏡も丸い形をしています。それを模して丸い形にすると言われています。2段に重ねる意味も月と太陽(陰と陽)を表して、縁起が良いとされる説や丸い形が円満を表し、重ねるのは「かさねがさね円満」とか「福を重ねる」などの諸説があります。
【鏡餅の上のミカン?】
鏡餅の上に飾っているのは、ミカンではなく橙(だいだい)です。よく似ていますが日本でミカンと言われるのは「温州ミカン」のことを言います。橙はインド・ヒマラヤ地方原産で、ヨーロッパではサワーオレンジ、ビターオレンジなどと呼ばれるものです。
橙の特徴は、実った果実は収穫しないでいると、落下せずに2~3年の間は木についたままでいます。ひとつの木に1年目・2年目・3年目の果実がついていることから「代々=だいだい=橙」と呼ばれるようになったと言われています。そのことから「代々=何代も続く=子孫繁栄」の縁起を担いで飾るようになりました。
【鏡開きとは?】
鏡餅は歳神様が宿っている松の内(1月1日~7日、関西は15日)の間は、食べることができません。11日(15日とする地方は15日または20日)に鏡開きをします。
鏡開きの際にしてはいけないことがあります。ひとつは鏡餅を食べずにいることです。歳神様の力が宿った鏡餅をいただくことで力が授かり、無病息災など1年の祈願は開いて食べてこそ意義があるものです。小さなかけらも残さずいただかなければなりません。
もうひとつは、包丁などの刃物で切ってはいけません。必ず、木槌を使って開きます。このことは、西洋料理のテーブルマナーと同じです。パンはナイフで切ったりするとマナー違反です。パンは神様の体を意味しているからです。さらに、鏡餅には「歯固め」の儀式に由来します。丈夫な歯の持ち主は何でも食べられ長生きできるので、新年に健康と長寿を祈念して固くなった鏡餅を食べました。
「鏡餅」の習慣にも日本人の心がたくさん映されています。意味を理解し繋いていかなければなりませんね。「一年の計は元旦にあり」という言葉があります。今年一年を反省し来年の計画をしっかり立てて、新年を迎えたいと思います。
改めて、大きな事故なく無事に終えられたことには、学校給食関係各位の方々や調理員の努力と思いの結果と深く感謝して、今年のブログを締めさせていただきます。
ありがとうございます。良いお年をお迎えください。
新年は10日に「スマイリー平野😊のコーナー」をアップさせていただきます。
それでは、ごきげんようさようなら。