今日は「13日の金曜日」です

ごきげんよう!スマイリー平野😊です。

いつも、笑顔会ブログをご覧いただきありがとうございます。

きょうは、何の日? 「ジェイソンがやって来る日」と答える人もいるかもしれません。

「13日の金曜日」は、西洋では厄日ですが、日本では12月13日は、「鬼宿日」(きしゅくにち)といって、最も運気が上がる吉日です。そのため様々なことを始めるのに、最適な日とされています。なぜかと云うと古代中国から伝わった暦で、月が地球を一周する間に通過する28個の星座を二十八宿と言います。その中の一つに、鬼が宿にいるので邪魔されないという意味の「鬼宿日」があります。邪魔者がいないので、様々なことを行うのによいとされる大開運日となります。ただし、結婚関係だけはNGなので入籍・結納・結婚式などは避けたほうがよいとされています。

また、江戸時代から「正月事始め」といって、正月に年神様を迎える準備を始める日とされています。たとえば、「煤払い」(すすはらい)です。昔の火種は薪や炭だったので天井や壁についた煤の汚れを落とさなければなりませんでした。竹竿の先にワラを取り付けた「煤梵天」(すすぼんてん)という道具を使って、高いところの煤を払う習慣がありました。

 その他、門松にする松やおせちを調理するための薪などを採りに行く「松迎え」やお歳暮を12月13日ごろに贈るのは、お歳暮が正月用のお供えものだった名残りです。

何かと、多忙な師走です。計画的に新年を迎える準備をしないといけませんね。

次の話題は、「カボチャ」(ウリ科カボチャ属)です。

皆さんは「カボチャ」と云えば何を連想されますか?

① シンデレラが乗った「カボチャの馬車」

② 冬至の日に食べる「カボチャ」

③ 女性が好きな「いも、タコ、南瓜」

④ ハロウィーンのカボチャで作った提燈「ジャック・オー ランタン」

年代で順序は変わると思います。顔に似合わずメルヘンチックでディズニーの絵本「シンデレラ」を思い出し、ネズミが白馬に変身して引く馬車で王子様のもとへ行くシーンを思い浮かべます。

 カボチャはその名が示すように、天文10年(1541)にポルトガル船がカンボジアから日本の豊後(大分県)あるいは長崎へもたらしました。食べ物として価値が見直されるようになったのは、天保4年(1833)から7年余りつづいた「天保の大飢饉」のときでした。

米飯と較べると、カボチャのカロリーは米飯の半分、カルシウムは10倍、増血に必要な鉄分などのミネラルも含まれているほか、ビタミンA・Cを多く含んでいる優れた食品です。

「冬至にカボチャを食べると中風にならぬ」という諺があります。中風ということばは余り聞かれなくなりましたが、脳卒中発作のあとで現れる半身不随のことで、運動神経の大脳皮質より下降路の部分に脳血管障害が起きるための症状です。一方、「中風」には、「風に中る(あたる)」という意味もあり、風邪をひくこと、感冒を意味しています。

 冬至のころは、非常に寒さが厳しくて一般に多忙なときでもあります。さらに、ビタミンやミネラルが豊富な野菜類も少なく、風邪を引きやすい時期です。ビタミンAが豊富なカボチャを食べると粘膜を丈夫にして、風邪に対する抵抗力をつけます。冬至にカボチャを食べる習慣にも一理あるわけです。

カボチャは種類や形や大きさも豊富です。キュウリに似たズッキーニもカボチャの1種です。また、巨大に成長するカボチャの日本記録は、重さ591.2kg胴回り約4.5mという大きさだそうです。

【鮮度の見分け方】

・完熟して、大きさの割に重量があるものがよい。

・ヘタの部分が硬いものがよい。また、ヘタに縦に亀裂があるものは果肉がしまっている。

・西洋カボチャは表面がつややかで、日本カボチャは粉がふいているものがよい。

【保存条件】

カットしたものは冷蔵庫へ、丸ごとは常温で保存する。湿気を嫌うので、なるべく乾燥した

場所に置き、カビが生えやすいので注意が必要です。

【ONE POINTアドバイス】

・美味しい煮物のポイントが3つあります。

必ず皮のほうを下にして、重ならないようにすること。

煮汁はひたひたで浮かないように落とし蓋をすること。

火加減は弱火にすること。

・種を取るときに、ワタもしっかり取るときれいに仕上がります。また煮崩れないように

 面取り(切り口の周りをぐるりと薄くむく)をするとよい。

【薬膳】

・血行を促進して体を温める作用があり、冷え症の改善にもおすすめです。

・糖尿病の人の主食代わりにおすすめの食材です。特に、昆布やあずきと合せて「いとこ煮」にすると、さらに薬効がアップします。煮るときに砂糖を使わないのがポイントです。

 インシュリンの分泌に必要なコバルトなどが含まれています。

 学校給食でもこの時期にカボチャを使ったメニューが出されます。丸ごと生のカボチャは、種とワタを取って面取りしなければならないので下処理がとても大変です。調理員さんは、朝早くから子どもたちが風邪を引いたりしないよう、古くからの習慣にならって調理しています。頑張って残さず食べてくれると本当に嬉しくて下処理の苦労も報われます。

 カボチャだけでなく、ほうれん草など、葉物野菜の下処理も土や虫がついているので、冷たい水で何度も洗わないと美味しく安全な給食が調理できません。お子さんたちに野菜も残さず食べようねと家庭で教えていただければ幸いです。

今年の給食もカウントダウンです。

頑張って完食して、良い年を迎えましょう。

それでは、ごきげんようさようなら。