こたつの季節です
ごきげんよう!スマイリー平野😊です。
いつも笑顔会ブログをご覧いただきありがとうございます。
さて、冬本番はもうすぐそこまで来ています。寒い季節はこたつが恋しくなりますね。
今週は、日本人と猫が大好きで冬にかかせない暖房器具のこたつについて、お話をさせていただきます。
こたつは室町時代に登場したといわれています。囲炉裏に台を置き、着物をかぶせて暖をとったことが起源になるそうです。江戸時代になると囲炉裏の上に櫓(やぐら)を組み布団をかけた「やぐらこたつ」が登場します。明治時代になると、囲炉裏を床より下げて作り、床と同じ高さに櫓を組み布団をかけて足を入れる方式の「堀りごたつ」が登場しました。
この頃の熱源は、木炭や炭団(たどん:炭の粉末につなぎを混ぜ合せて団子状にして乾燥させた燃料)などを用いていましたが、火事や一酸化炭素中毒による事故が多く発生していました。火事や事故に見舞われないように縁起を担いで、江戸時代にはこたつを出す日を「こたつ開き」と呼んで、武家では「亥の月の最初の亥の日」庶民は「亥の月の二番目の亥の日」に行われていました。陰陽五行説で亥は「水」にあたることから「火」を制御して、火事を防ぐと考えられたからです。亥の月は旧暦10月のことで、新暦では1か月遅らせて11月にあたります。現在でも11月の亥の日に「こたつ開き」の風習が残っている家庭があるそうです。因みに2019年の「こたつ開き」の日は、最初の亥の日が11月10日、二番目の亥の日が11月22日でした。皆さんの家庭ではこたつ開きをすまされましたか?
現在のこたつは、戦後に机式のやぐらこたつ(置きこたつ)が発売され、好きな場所へこたつを置くことができて、しかも安全な赤外線ランプ式となり爆発的に普及しました。最近は、一人用やリビングテーブルをこたつに出来たりするものなど時代に合せて進化しています。
続いて、「梅に鶯、松に鶴、柳に蛙、花に蝶」と言われていますが、こたつに何?と言えば、ねこ?。臭い足?。 大方の人が「みかん」と答えると思います。こたつに入ってみかんを食べて、ちょっと横になっていたら気持ちが良くて、そのまま眠ってしまったという経験は誰にもあるのではないでしょうか?
後半は、「みかん」についてお話させていただきます。3年前に野菜ソムリエの資格を取りました。受験の時の資料には以下のように解説されています。
温州みかん(ミカン科ミカン属)日本の代表的なフルーツ、甘さにこだわり量から質へ。
都道府県別生産者シェアは、和歌山・愛媛・静岡の3県で全国の約50%になります。
【鮮度の見分け方】
・へたが青く小さいもの
・腰が低く形が扁平なもの
・表面にツヤがあり、色の濃いもの
・浮皮の少ないもの(果皮と果肉の間に隙間ができ、ふかふかする現象)
【最適な保存条件】
・風通しの良い冷暗所で保存するのがよい
・段ボール箱に入っている場合は箱のふたを開けて保存すること
・長期保存するためには、他の段ボール箱に分けるなどし、新聞紙をかぶせて冷暗所へ。重ねすぎないほうが望ましい。
【ONE POINTアドバイス】
・小ぶりのほうが糖度が高いといわれている
・カロテンはトマトの2倍含まれているといわれ、冬場の貴重なビタミン源といえる
・一日に必要なビタミンCはみかん3個分になる
また、薬膳のテキストには、「みかんは果実だけでなく、皮や白い筋などすべての部位に薬効があります。果実には疲労回復やかぜの予防、美肌、抗がん作用があります。消化吸収を高めて、食欲を増進させます。香りの強い皮は気の巡りを改善し、のどのつかえ感や、咳やげっぷ、腹部膨満感を解消します。また、白い筋の部分には、毛細血管を丈夫にして動脈硬化を予防したり、アレルギーを予防する効果が確認されています。」と解説されています。
家族そろって、こたつに入ってみかんを食べながらテレビを見る。ちびまる子ちゃんでもよく描かれる子ども頃の家族団欒の光景が懐かしく感じます。
寒さが厳しくなるなか、全国的にインフルエンザが流行シーズンに入っています。これは過去2番目の早さだそうです。外出時にはマスクをつけて、帰宅時には必ずうがいをするようにして予防しましょう。学級閉鎖などが無く給食を届けられるよう願っています。
来週は、寒くなるとじんわり甘味が増す、「だいこん」のお話をさせていただきます。
それでは、ごきげんようさようなら。