秋の味覚の話
秋の味覚の話
ごきげんよう!スマイリー平野😊です。
いつも、笑顔会ブログをご覧いただきありがとうございます。
さて、キンモクセイの甘い香りがほのかに漂う頃になりました。夜はめっきり肌寒く日が短くなり、太陽があっという間に沈んでしまうことから「秋の日はつるべ落とし」という言葉もあります。10月8日は24節気の寒露(かんろ)でした。
10月24日の霜降(そうこう)までの七十二候は以下のようになっています。
初候、「鴻鴈来」(こうがん、きたる)
ツバメと入れ替わるように雁が北から渡ってくるころ。毎年始めに訪れる雁を「初雁」はつかりと呼びます。
次候、「菊花開」(きくのはな、ひらく)
菊の花が咲き始め、各地で菊の展示や品評会が行われるころ。旧暦9月9日(今年は10月7日)の節句では菊酒で長寿を祈る風習があります。
末候「蟋蟀在戸」(きりぎりす、とにあり)
きりぎりすと言っていますが、漢字はコオロギと読みます。鈴のような風情ある声で鳴くコオロギは万葉集にも登場します)
さて、味覚の秋です。代表的な旬の食材や習わしがたくさんあります。
柿(かき)
「柿が色づくと医者が青くなる」という諺があるほど栄養が豊富です。冬の風邪予防にもおすすめです。五條市は、日本一の柿の産地です。今年も五條市立学校給食センターの近くにも柿がたくさんなっています。
銀杏(ぎんなん)
硬い殻を割るとムッチリと詰まった翡翠色の実が現れます。加熱すると更にツヤツヤと輝き深い黄色に変化します。ギンナンの実は素手でさわると手が荒れるので注意が必要です。
零余子(むかご)
ヤマイモの葉の付け根にできる1~2cmのほどのつるについた小さな球芽です。この時季の炊き込みご飯の具として使われます。
松茸(まつたけ)
万葉集にも香りの良さが謳われるほど古くから慕われてきました。土瓶むし、焼マツタケ、炊き込みご飯がおすすめの食べ方です。
ブナシメジ(ぶなしめじ)
「香りマツタケ、味シメジ」といわれるほど味がよい。ほどんどが栽培もので、天然もものはとても希少で手に入りにくいキノコです。
団栗(どんぐり)
どんぐりは、クヌギ、ナラ、カシ、カシワなどの実の総称です。縄文時代は、土器に入れて煮て「渋抜き」をして食べられていました。
そして、古都奈良の風物詩「鹿の角切り」が奈良公園で行われます。毎年10月「体育の日」の3連休に開催されており、今年は明日12日から14日まで期間に春日大社と飛火野に挟まれた森の中の鹿苑が会場です。角切りの風習は、秋の発情期で人に危害が加わる可能性があるのと鹿同士が角で刺し合うことを防ぐために、江戸時代から長く続けられています。時間が取れれば行ってみたいと思っています。
週末は今年一番に強力な台風が上陸します。ラグビーワールドカップも中止になったりしています。収穫期のこの時季に農産物の被害も心配されています。大きな被害が出ないことを願っています。
それでは、ごきげんよう さようなら。