食育セミナー『アレルギー対応食講座』を開催しました

こんにちは、笑顔会事務局です。

今回は、6月22日(土)に日下リージョンセンターで開催した

アレルギー対応食講座の様子をレポートいたします。

このセミナーは、食に関するアレルギーについて深く知り、アレルギーを持つ方やその家族が、どのような対応を行っていけばよいかを

学ぶ講座です。

講師には、アレルギー対応のカフェを経営し、グルテンフリーのお料理教室も開催している冨井聖子さんをお迎えしました。

参加していただいたのは、大人16名、お子さん11名です。

大人の方には、食物アレルギーの基礎知識から、実践的な対応についてまで学んでいただき、お子さん方には、別室で米粉クレープの調理実習を

行っていただきました。

冨井先生による講座では、アレルギーの種類や症状の基礎知識、除去食・代替食品の考え方などについて、詳しく分かりやすくお話いただきました。

中でも、先生がご自身が、お子さんが食物アレルギーだと気づき、その対応について試行錯誤されたお話は、みなさん引き込まれるように聞いておられました。

また、米粉パンと甘酒ガトーショコラが試食としてふるまわれると、「美味しい」と驚いておられました。

一方お子さん方には、力を合わせて豆乳ホイップを泡立て、米粉やコーンフラワーを使った生地の皮にホイップとバナナやオレンジ、パイナップルを思い思いに包んで、食べてもらいました。

こちらも「おいしい!」「もっと食べたい!」と喜んでいただけました。

「お母さんにも食べさせたい!」と、ちょうど休憩タイムだったお母さんにお裾分けしているお子さんもおられました。

実習後のお勉強タイムでは、主な食物アレルギーのもとになる27品目について紹介しました。アレルギーのないお子さんも、興味をもって聞いてくれました。

参加してくださった方々は、アレルギーについて詳しく知らなかった方も多く、

「知らない知識が多く、ためになりました」

「アレルゲンは知っていても、代用品はよく知らなかった」

「食品の成分表示をしっかり見なければならないと気づいた」

「先生のお子さんのアレルギーが分かるまでのお話がとても印象に残った」

「試食の米粉パンやガトーショコラがとても美味しかった」

と、いったお声をいただきました。

美味しく安全な給食をお子さん方に届けている私たち笑顔会のメンバーにとっても、アレルギーについての知識は必要不可欠なものだと感じました。

さて、ここでお知らせをさせていただきます。

笑顔会は、9月1日に大阪梅田の阪急百貨店で行われる『防災展』に、「被災時のアレルギー対応食」をテーマにしたブースを出展いたします。

給食センターや給食調理室で働く私たちは、災害時の避難所の食事を作ることも使命の一つと考えています。その際に、食物アレルギーの方の対応も必要となります。

今回のセミナーの学びをもとに「被災時のアレルギー対応食」について考え、発信したいと思っております。

よろしければぜひ、足をお運びください。