念ずれば花ひらく

ごきげんよう!スマイリー平野😊です。

いつも、笑顔会ブログをご覧いただきありがとうございます。

「念ずれば花ひらく」今週は、たいへん嬉しいことがありました。

先ずは、その事の紹介から始めます。

5月13日に奈良県磯城郡田原本町の田原本町立田原本中学校学校給食調理業務委託の入札があり、念願かない当社が落札しました。

 田原本町は、奈良盆地のほぼ中央に位置し、東部に大和川、西部に飛鳥川と曽我川、中央に寺川が流れ、町全体は平たんな面積21平方キロメートル、人口3万1千人余りで、弥生時代の「唐古・鍵遺跡」が有名な町です。

現在、学校給食センター4施設・自校式支援学校5校・大学学食、学生寮1校の給食調理業務を実施していますが、調理員・栄養士が学校給食の意義を理解し技能向上を図るうえでは、小学校・中学校の自校式学校給食の受託が必要不可欠と考えていました。何度か入札やプロポーサルに挑戦しましたが、ご縁をいただくことが叶わず残念な気持ちでいっぱいでした。今回は、念願が叶い心から感謝しています。CSR(企業の社会的責任)もしっかり考えて、児童・生徒たちの人間性を育み、生きる力を身につけて豊かで幸福な人生のいしづえになる食育推進の一助となれる活動を田原本町でも展開したいと考えています。

 今週も本からの学びの紹介をいたします。

近江商人の哲学 「たねや」に学ぶ商いの基本  山本昌仁著 講談社現代新書

滋賀県近江八幡市の和菓子屋さん「たねや」の社長が書かれた本で、マーケティングやブランディングについても書かれていましたが、その中でもご紹介したいことは、人気の店舗「ラ コリーナ近江八幡」のシンボル・キャラクターのアリ🐜についてです。

以下引用 

ラ コリーナのテーマは「自然に学ぶ」。アリがら学ぶべきことがたくさんあるからです。

 人間の歴史はたかだか七百万年。昆虫の歴史は4億8千万年あります。昆虫が百万種はど見つかっているうち、一万一千種はアリです。藤崎憲治先生(京都大学名誉教授)によると「アリは進化に成功した生きもの。昆虫のなかでも、圧倒的に中心的存在」なのだそうです。永続性にこだわるたねやグループにとって、人間より桁違いに長く繁栄しているアリは見習うべき存在なのです。アリがすごいのは、高度な社会性をもっていること。しかも、一匹のリーダーが命令をくだしてそれにみなが従うわけではなく、なんとなく列をなして進んでいたり、なんとなく協力してエサを運んだり、なんとなく複雑な巣を作ったりできる。

「群知能」と呼ぶそうですが、一匹一匹は勝手に動いているというのに、全体で見ると集団の利益にかなう行動になっている。そういう意味で、私の目指す組織のあり方に似ているのです。父の代はカリスマの一声ですべてが動いた。私の代は組織で動く。二千人全員に社長が命令をくだすわけにはいきませんから、一人一人が考えないといけない。それぞれがバラバラに動いているのに、全体としては会社や社会のためになる。それが理想です。個々が考えて動く組織は強い。これからのたねやにも「群知能」が必要なのです。これがアリをシンボルにした理由です。

笑顔会も目指すべき組織として共感することが多くあります。現在の学校給食部門で働く仲間は、300人になりました。おかげさまで受託先も増えて来ました。一人一人個々に『何のために、誰のために』を理解して、問題意識を持ち、社会に必要とされる組織と人であり続けたいと願っています。田原本町とのご縁で、一層そのことを想う毎日です。

最後に、坂村真民氏の有名な詩をご紹介して終わります。

「念ずれば花ひらく」

 念ずれば 花ひらく

 苦しいとき 母がいつも口にしていた このことばを わたしもいつのころからか

 となえるようになった そうしたらそのたび わたしの花がふしぎと ひとつひとつ

 ひらいていった

 それでは、ごきげんよう!

 明日、明後日は、奈良の唐招提寺さんに参上します。

 おいしい、手作り揚げドーナツを販売します。よろしければ寄ってください。