よいお年をお迎えください
ごきげんよう! スマイリー平野😊です。
いつも、ブログをご覧いただきありがとうございます。
いよいよ、今年も残すところ10日となりました。その年の世相を漢字一文字で表し公募によって選ぶ、「今年の漢字」が12日に清水寺で発表されました。残念ながら「災」というネガティブな意味の漢字です。「災」という漢字は、平成16年(2004年)の「新潟中越地震」や「台風が10個上陸した年」にも選ばれて2度目の受賞?です。平成16年と同様、大阪や北海道で大きな地震があり、始めて経験しましたが、東から西へ逆走した台風12号や、各地の神社や公園の樹が倒れて甚大な被害を発生させた、台風21号の復旧作業は未だに行われています。弊社が受託する学校給食の現場でも厨房が雨漏で使えなくなったり、倒木で道路がふさがれ、配送に支障をきたすようなことがありました。台風のニュースから目が離せない夜を過ごしたり、献立の変更などで苦労した年でした。来年は、経験を活かして改善対策をしっかりして「災」転じて「福」となるような年にしなければなりません。
では、話題を食の話に戻します。今回は、「餅 もち」をテーマに書かせていただきます。餅は、もち米を原料にして粒状のまま蒸して杵でついた「つき餅」と、粉状にして湯を加えて練ってから蒸す「練り餅」に分類されます。一般的には「つき餅」を指して、「練り餅」は団子とも呼ばれることがあります。
お正月には欠かせない餅ですが、僕も子供の頃は、近所の人や親戚が集まって年末の恒例行事を楽しみにしていました。家庭用の餅つき機が登場し、ぐるぐる回転しながら丸まっていく餅を眺めていたことも思い出されます。今は、諺どおり「餅は餅屋」で近所の餅屋さんで買っていますが、つきたての餅を丸めたりした楽しい思い出の行事が無くなっていくことには寂しい気がします。餅つきも次の時代に残していかなければならない日本の食文化だと思います。餅も神様と大きな関係があります。餅は、稲の霊が宿るハレの日のたべもので、食べると生命力が与えられる神聖なものです。お正月には鏡餅を飾り、雑煮を食べます。元旦とは、1年の幸せを授ける「年神様」(としがみさま)が飾られた鏡餅を依り代(よりしろ)として各家庭にやってこられることを祝う日です。
「鏡餅」は1つに限らず複数お供えしても大丈夫です。一番大きなものは床の間やリビングのような家族が集まる場所に飾り、小さなものを勉強机や台所など神様に来ていただきたい場所にも飾ります。毎年、僕も会社の机に飾っています。注意したいのは、見下すような低い場所やテレビの上などの騒がしい所には飾らないことです。
そして、飾った「鏡餅」を小さく食べられるサイズにする「鏡開き」は、関西では15日に行われます(全国的には、11日に行われます)。神様がいらっしゃった後のお下がりの餅を無病息災を願っていただきます。餅を小さくするのに刃物を使うと縁起が悪いので、木槌で割りますが「割る」という言葉も縁起が悪く、祝宴などの終わりを「お開き」というのと同様に「開く」という表現が使われています。
今年の給食も21日で終了(お開き)です。スマイリー平野😊も正月支度をしたいと思います。来年は4日にご挨拶の投稿をさせていただきます。拙い文章を長々と読んでいただきましたこと、心より感謝しています。最後に僕が座右にしている吉田松陰の言葉を書いて、今年の筆を置かせていただきます。「それでは、皆さん、年神様とともに良いお年をお迎えください」ありがとうございました。ごきげんよう!